養分

試練与えては試す神たちをいつの日か超えてゆける

2018年オブジイヤー

2018年のオブジイヤーを書くよ

■ 楽曲
・10位 廻-Ro-tation / KOTOKO
I've Sound を聴いてすくすくと育った子どもなのでKOTOKO×高瀬一矢の集大成的な曲を好きにならない方がムリっぽい。

廻-Ro-tation

廻-Ro-tation

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・9位 IKEBUKURO WEST GAME PARK / Buster Bros!!!
ヒプマイが女性向けコンテンツだからって敬遠してると人生損してるのでみんな聴いて。アルタ前はめちゃくちゃ興奮しましたね。推しは山田三郎くんです。

IKEBUKURO WEST GAME PARK

IKEBUKURO WEST GAME PARK

  • Buster Bros!!!
  • アニメ
  • ¥250
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・8位 POP TEAM EPIC / 上坂すみれ
アニメは非常にアレだったけど退廃的な上坂すみれワールドみたいなのはかなり好き。この曲だけではないけど吟とすみぺの親和性はわりとすごい。

 

・7位 Singularity Point / 石原夏織
The 俊龍 みたいな曲。彼の曲にありがちな勢いに任せて歌詞がよくわからない(作詞は別の方)ところが何か所かあるけどかっこいいものはかっこいい。

Singularity Point

Singularity Point

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・6位 未明の君と薄明の魔法 / やなぎなぎ
やなぎなぎさんの水みたいに透き通った声とメロディーを聴いてると曲の中に溶けて消えてしまいたくなる。

未明の君と薄明の魔法

未明の君と薄明の魔法

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・5位 白く咲く花 / 小倉唯
Raise が熱量と勢いでとにかく押してくるのに対して、こちらは一見柔らかそうな雰囲気を纏いつつも強靭な慎の通った凛と咲く花というイメージ。ライブでの空気感は凄まじいものがあった。

白く咲く花

白く咲く花

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・4位 アザレア / nano.RIPE
OPがこれじゃなかったら citrus の原作買ったりしてハマったりすることもなかったかもしれない。作品ありきの視点だと、そちらの道はどう考えても茨なのに2人だけで歩んでいく柚子と芽衣をうまく表現できてるという感じ。

アザレア

アザレア

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・3位 Neo-Aspect / Roselia
ちょうど Roselia にいろいろあった時期にこの曲が発表されてガルパ内のイベントストーリーもクソ重かったのが相まって完全に気持ちになる。
これは余談だけど Roselia ボーカルとしての相羽あいなさんしか知らなかった頃にPPPを見てあまりの違いにひっくり返ったことがある。

Neo-Aspect (リマスターver.)

Neo-Aspect (リマスターver.)

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・2位 Untitled Puzzle / 石原夏織
Blooming Flower が「石原夏織という花」が咲いていく様だとするとカップリングのこの曲は「『石原夏織の未来』というまだ名前のないパズル」が少しずつ組み上がっていくストーリーだと考えられる。ソロデビューのシングルとしてこれ以上ない最高の組み合わせ。
2番サビ終わりからのCメロの展開、そこから抜けて行くような間奏がものすごく気持ちいい。

Untitled Puzzle

Untitled Puzzle

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・1位 セツナ Ring a Bell / 内田真礼
R・O・N君と田淵ということで寿司とケーキ合体させたみたいなのが出てきたらどうしようと思ってたけど杞憂どころかとんでもねえ曲が降ってきた。
夜空を見上げながら聴いたりするといい感じに死にてえなあとなるので皆さんやってみてください。

セツナ Ring a Bell

セツナ Ring a Bell

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というわけで2018年の優勝は Singularity Point と白く咲く花を放った俊龍でした。おめでとうございます。

 

■ ライブ
竹達彩奈 BEST LIVE「apple feuille」(2/25 豊洲PIT)
ソロデビュー5周年のベストライブなのでセトリが強くてそれだけで死にかけてたんだけど、声優として、アーティストとしての今までの活動が出来たのはこの子(中野梓)がいてくれたおかげですというMCの流れで始まった「天使にふれたよ!」で完全に終了した。

小倉唯 LIVE TOUR「Platinum Airline☆」(3/18 両国国技館)
Raise → お気持ち表明MC(ぼく号泣) → 白く咲く花(ぼく号泣) → アンコール明け Sing-a-ling-Harmony(ぼく号泣) のコンボがすごかった。初対面の連番者と2人で一緒にメソメソ泣いてたの謎過ぎる。

石原夏織 1st LIVE「Sunny Spot Story」(12/29 大宮ソニックシティ 大ホール)
ソロデビュー発表から約1年、1stシングルリリースから9か月での初めてのソロライブでものすごいパフォーマンスをしているのがすごくて「みんなが望んでくれたから私はここに立てている」「今日のライブでみんなの人生の幸せの一部になれたら私は嬉しい」なんて素直な気持ちを表明されてしまったらこちらも感情が溢れ出してしまう。


2019年も死ななければオタクなのでよろしくお願いいたします。

グランフォンドKOMORO 2018

www.gfkomoro.com

山奥にオタクがたくさんいると楽しい。

 

5/13 に開催されたグランフォンドKOMORO 2018に参加しました。
同一コースでスタート地点が異なる(小諸、軽井沢、嬬恋)3つのイベントが同時開催で総エントリー数は1000人超えの大きなイベント。

 小諸発の参加者はこんな感じオタクジャージの着用が推奨されている、というかオタクジャージで走りたくて小諸スタートを選択していると思われる。まあ拙者はオタクではござらぬ故オタクジャージでは走っていないし、参加費に5000円程度上乗せするとキャラクタゼッケンにコラボTシャツがついてきたり完走証が作品使用になるオプションなんか申し込んでいないでござるよ。

 

■ 前日祭
山だらけだけど当日走るのは100kmだし大丈夫でしょ、という軽い気持ちで小諸まで自走。この10日ほど前に軽井沢まで走っており、大体同じ道を通ったのであんまり楽しくなかった上に、前日受け付け会場兼スタート地点の信州青少年の家が標高1000m、しかも会場へのアプローチが常時1桁台後半の厳しい斜度で完全に脚をやられてしまった。
前日祭自体は全員に行き渡っても景品が余る謎のビンゴ大会やトークショー、物販コーナーなどがあってとても楽しかったんだけどマジで翌日は知りたくないと思うほどには疲れてしまった。しかもホテルの標高が650mで、翌朝いきなりスタート地点まで350mも上らないといけないことに気付いてしまう。ホテルから500mほどの距離にあるコインランドリーに行くのにも割と激しい坂があって、小諸は自転車に向いてないのでは…と思ってしまった。

■ スタート前
起床即ウォーミングアップ7%登坂が始まる。5kmに30分以上かけて相当ゆっくり走ったがつらいものはつらく、隣を抜いて行くのは自転車を積んでいる車ばかりで、お金払うから乗せて行ってくれないかという気持ちでいっぱいになった。
開会式には小諸市長や長野県議会の議員さんがいらっしゃってて、このイベントに対する主催側の気持ちが見えた気がした。小諸は好きな町なんだけどもう少し坂を少なくしてくれ市長さん…

■ スタート 信州青少年の家 ~ 第1エイド 軽井沢 千ヶ滝温泉 16.3km
ブルベと一緒で着順は関係ないしタイムも出ないんだけど、大人数で公道走るのがアレなのとエイドが混む、雨が降る前に帰ってきたいので前目で展開。
この区間は1000m林道と呼ばれる山裾の道で、時折南側に開ける眺めのいい景色と車がほぼ通らないのが良かった。林道と名前が付いているだけあって舗装は少し荒れていたけど交通量とトレードオフという感じで、適度なアップダウンをこなしながら軽井沢へ向けて楽しいサイクリング。途中で小径車を駆る三宅大志先生を見かけたが力強い走りをされていた。

第1エイドはたい焼き。どう見ても冷凍のヤツだったけど、テンションが高くて何食べてもおいしいモードだったのでおいしかった。単純な人間で良かった。

■ ~ 第2エイド 浅間ハイランドパーク 27.8km
ここからは上り、というかエイドをスタートした瞬間にインナーローに落とさざるを得ないレベルの壁が出現して心を折りに来る。このあたりからサイコンの高度計がおかしくなり、目視で明らかに10%はある坂でも3%ほどの値を示すようになってしまった。今日一番欲しい機能なんだけど…仕方がないので心拍で適当に調整しながら進むことに。
R146に入り北軽井沢への坂を上る。下ったことはあるけど登るのは初めて。時折浅間山が視界に入るがとりわけ景色がいいわけでもなくなかなかキツい。途中で追いついてきたなつまち檸檬先輩ジャージの方と談笑しながらなんとか登頂。「平地ばかりのところに住んでるので山は遅いんですよ~」と仰っていたが少なくとも自分よりは速いし大体の人間は平地に住んでいるのでは…と突っ込みを入れた。
鬼押ハイウェーとの分岐点でピークを迎え下りに入るとすぐに第2エイドの浅間ハイランドパーク。ここではバナナとチーズとエナドリをいただいた。チーズは自転車乗ってる最中に食べるにはちょっともったいない高級品とのことなので背中に刺す。

■ ~ 第3エイド 東海大学嬬恋高原研修センター 57.4km
エイドを出発して再び進むとコースはR146を外れ北軽井沢の別荘地に入った。が、現在地がよくわからない。分岐点にはわかりやすい看板や係員さんがいらっしゃるので道を間違えることはない(フラグ)んだけど、それもあって事前の地図読みを全くしていなかったため現在位置どころか東西南北どちらを向いて走っているのかすら見当がつかない。行き先は嬬恋村だしまあ多分北に向かっているんだろうと思いながら謎の森を淡々と進む。緑に囲まれ適度にアップダウンがあるのは気持ちがいいんだけど路面の舗装が加太ダートレベルにひどいところが何か所かあって気を遣った。急にグラベル気味になる。
途中でR144に合流し「このまま進めば吾妻線沿いに進んで渋川だな」と考えていると順路はすぐに国道から外れ山中に突入してしまった。途中に小さな集落があって、その集落の外れにミニエイドを発見。ここではエナドリのみの提供で、15kmくらい前に飲んだばかりだけどとにかく提供されるものは全部いただくぞの精神で飲む。
しばらく同じパックで走っていた(クソ速くて千切れないように必死で付いて行ってた)なつまちイチカ先輩ジャージの方に「これくらいの斜度だと楽ですね~」と声をかけられたが「や、キツいです…」と返答して無事に千切れる。この方はイベント前日に地蔵峠を2回登ったらしく格の違いを感じてしまった…5%超えてる(多分)のにずっとアウターで走ってるのおかしくない?
軽い雨に打たれつつしばらくは一人旅。車が通らないだけで景色もよくないし完全につらいの気分になりながら無心で脚を回していると急に目の前の視界が開けた。

嬬恋村の平原?が一望できる素晴らしい景色。ただし左を向くとソーラーパネル畑なので若干台無し感がある。

ピークから少し進むと第3エイド。受け付けにはボランティア?の学生さん、建物内は箱根駅伝の歴代記録のポスターみたいなのがいたるところに飾ってあってこんな僻地で合宿してるんだなあという気持ちが生まれた。周りに何もなさ過ぎて練習に身が入らざるを得ない。この辺りから軽井沢発組に追いつき始め急いだ意味がなくなってきたことに気付く。
ここでは炊き込みご飯とお味噌汁に漬物。急に朝ごはんになったけど素朴さが身に沁みる。

■ ~第4エイド 湯の丸高原ホテル 76.9km
しばらくは嬬恋パノラマラインからのいい景色を眺めつつ下り基調の道。
10km程度進んで上りに転じると湯の丸高原スキー場というか地蔵峠への登りが始まる。序盤から割とパンチのある斜度でサイコンは2%とおかしな表示をしているが緩くて5%、きついところでは10%は超えているであろう坂が続く。視界にはたくさんの参加者が見えるが半分くらいの人は自転車を押していて、自分も仲間に混ざりたい気持ちに駆られるが雨で身体が冷えてしまいそうなので頑張る。ラスト500mくらいは1ケイデンスごとに気合を入れないと進まないほど厳しく、エイドまで残り○mと書かれた看板だけど心の支えにギリギリ登頂。個人的なライドでは絶対上らないリストに地蔵峠がインしました…箱根旧道じみてる。

■ ~第5エイド 菱野温泉 薬師館 97.7km
湯の丸高原スキー場のレストハウスは参加者でごった返していた。みんな口々に寒いと言いながら温かいカレーを食べている。デザートは砂糖をまぶして食べる檸檬シャーベットで、これがものすごく上品な味だったが外気温のことを考えると食べない方が正解だったのかもしれない。
食事を済ませて外に出ると死ぬほど寒い。天候と標高が相まって気温は10度を下回っていて、屋台で温かい甘酒をいただいても全く体が温まる気配がない。コールドブラックタイツを履く天候ではない。
ここから標高差800mの雨天ダウンヒルは凍死確定なんだけど待ってても身体が冷えていずれ死に至るので意を決して下りに入る。下り始めて3秒でもうクソ寒い。下るにつれて雨が弱まって行ってる感はあるけど路面は完全に濡れているのでブレーキングが厳しく、握力が試される。というか地蔵峠こっち側から登るのも嫌だな…

麓に降りると雨は上がり路面は乾いて一安心。ただ、浅間サンラインでは歩道を走るよう指示があって交通量のことを考えるとそうさせたいのは分かるんだけど歩道の路面はボコボコだったのでこれは次回に向けて改善してほしいポイントかもしれない。

浅間サンラインの区間は数kmで終わり。横道にそれるとラスボスの菱野温泉への激坂(2.5km/7%)に入る。公式サイトに「菱野温泉の激坂をクリアせよ!」とか書いてあるしやべえんだろうなと思っていたがエイドが近付くにつれて容赦なく斜度が上がっていく。エイド手前の最激坂区間(斜度15%)ではスタッフさんが「あと少し!頑張れ!」と応援してくれているがあと少しなのは自分の残存体力である。前輪浮きそうになるし後輪の加重抜くと雨で空転するしもうどうしたらいいか分からなかったけど気合で攻略。こんなところでも斜度計は5%ほどを示していて、まあ実際の値見たら脚付いてた気もするので壊れてて良かったかな?(よくない)

最終エイドではイチゴと和菓子とお稲荷さん。結構雨が降っているのに特に蓋とかをしていなかったようで和菓子はものすごく湿気てたけどそんなことは全く気にならないくらい坂がつらかった。


■ ~ゴール 信州青少年の家 100.2km
菱野温泉は雰囲気の良さそうなところだったけどどんどん雨が強くなってきたのでさっさと移動。次は泊まりに来たい。
残すところは2.5kmで、ゴールとの標高差はないので10分もかからずにつくだろうと思っていたがクソ係員さんに嘘の道を教えられて無駄に2km標高差150mの上り下りをする羽目になる。人権が無さ過ぎて正しい道も案内してもらえない。
あまりにも下り坂が続くので途中でおかしいことに気付いて引き返し、同じく誤誘導されたオタクを2人ほど回収してワイワイ文句を言いながら大雨の中を上り返す。1人だったら完全に心が折れてた…

正規ルートに復帰するとすぐにゴールで無駄にオタクらしいオチが付いてしまったがまあ知らないオタクと話すのも楽しくてゴール後互いに健闘を称えあうことができたのでその点では良かった。
ゴールでは野沢菜入りの蕎麦とジェラートがふるまわれていたが、ジェラートを注文している人はいなかった。まあ気温15度で雨降ってるしね…

■ ~佐久平駅
モテイクの皆さんと談笑しながら温かいそばをいただいてすっかり身体が落ち着いてしまったが、ここにいると冷える一方なので佐久平駅までの10kmダウンヒルに挑む。リムまで水没レベルで雨がヤバい。預けていた大型サドルバッグを装着してコントロールが難しくなったのと交通量の多さを加味すると地蔵峠の下りより神経を使った。プリウスには自転車が視界に入るとクラクションが鳴る機能が付いている。
佐久平駅に着くころには水がかかりすぎて逆にリムのブレーキ踏面が綺麗になっている現象が起きていた。

■ まとめ
交通量の少ないところを走っていい景色を見てご飯をいただくだけでも楽しいのにオタクだらけということで大変満足なイベントだった。ノーサポートが原則のブルベに慣れているので、地図読みをしなくて良かったり(誤誘導されたけど)道中がっつりもてなしを受けるのがとても新鮮。その分参加費は高いけどこれはこれで良い。また次回も参加したいという気持ちが強いけど、帰りの輪行が地味につらかったので今度は絶対車で来るぞという思いがある。
スタッフの皆様お世話になりました。

走行距離:104.05km
走行時間:4h 59m 17s
平均移動速度:20.9km/h
獲得標高:2654m

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初級じゃないキャノンボールの話 その2

crumblingdn.hatenablog.jp

これの続き、というかタイムオーバーしてるので参考にならない装備の話

CANYON Ultimate CF SL
コンポーネントSHIMANO ULTEGRA 6800
ホイール:MAVIC KSYRIUM ELITE
タイヤ:PIRELLI P ZERO VELO 25c
サイコン:LEZYNE SUPER GPS
フロントライト:CATEYE Volt800、LEZYNE LITE DRIVE 700、Gentos AX2
リアライト:CATEYE RAPID3 AUTO、CATEYE RAPID3

トップチューブバッグ:LEZYNE ENERGY CADDY XL / アミノバイタル顆粒*7、塩飴*10、モバイルバッテリー、Bluetoothスピーカー、ワイヤロック
サドルバッグ:オルトリーブ サドルバッグM / 輪行袋、モバイルバッテリー、ワイヤロック
ダウンチューブ下ツールケース:ツールセット、チューブ2本、タイヤレバー

ブルベに出る時と大体同じ装備で臨んだが輪行袋はちょっと余計だった気がする。あとは削るとしたらワイヤロックを1本にする、フロントライトを2灯に減らすくらいか。それでもまだちょっと多い気はするけどこれ以上はちょっと怖いかも。

服装はモンベルジオラインの上に半袖ジャージを2枚重ね、下はパールイズミコールドブラックタイツに防寒用の薄手ハーフパンツ。股ズレとか首が上がらなくなるとか大きな問題は発生しなかったけど、さすがに500km以上走ると尻は痛くなる。指ぬきグローブは分厚いパッドが入ったROECKLのやつ。300kmブルベで特にダメージがないことを確認できていたが、500kmでも手のひらにダメージが来ることはなかった。ちょっと脱着がしづらいけどこのグローブは優秀。
最低気温は3時台の本宿で9度、最高は由比での30度。上記の服装に加えて薄手のウィンドブレーカーを持っていたけれど、1ケタ台の気温は寒くもう1枚欲しかった。この時期のウェア選定が難しい。

ボトルはVAAMを溶かした水に粉飴を適当にドバドバ投入したヤツを2本(650ml+550ml)装着。片方は間違えて粉VAAMに加えて1L用のBCAAドリンクを足してしまったのでとんでもない味になった(適宜水で薄めたけど最後まで飲み切れなかった)。ELITEのFLYボトルは軽量化にステ振りしすぎてて飲みにくい。
アミノバイタル顆粒は大体100kmおきに接種。これは普段のライドからやっていることで、なんとなく脚に聴いているような気がする。プラシーボかもしれない。

・ルート
LEZYNEサイコンのナビが割とクソなのでブルベではキューシートで走っているが、今回は事前の地図読み以外は特に準備しなかった。大阪発の場合、関宿でR1に合流するまでの右左折ポイント(そんなにない)を頭に入れておけばその先は基本的に東海道のみ、天竜川を渡ったらその後はバイパスに入らないと覚えておけば何とかなる。ただ達成ベースの時刻表は事前に作っておいた方がよさそうで、普段は作っているのに今回はなぜ作らなかったんだろう…

・反省点
とにかく休憩が多い。コンビニストップは7回で想定内なんだけど、適当に出発したせいで睡眠管理が適当になり道中3回計1時間以上はその辺のベンチで寝ている。寝れる場所を探すために走ってるレベル。前日の睡眠2時間+新幹線内で寝たくらいではいくらなんでもムリがあったというか無計画過ぎるのではと自分でも思う。走行時間21時間は達成者と比べて長いわけではないので、睡眠時間不足がこの結果につながっていると思われる。いつも眠い。

・まとめ
前述のとおり割と軽い気持ちで出走してしまったが、実はこの時点では500km以上を走るのは初めて。ミスコースやトラブルも事故もなく無事に帰ってこれてよかった。眠かったのは自業自得だが、眠いのと三重県が暗くて怖いことを除いて、夕方出発のデメリットを感じることはなかった。何時出発が有利~みたいなのは結局その人のリズムによる気がする。
キャノンボールは人間やめた、もしくは達成することで人間をやめてしまう方々の遊びだと思っていたが、思っていたよりもいい記録が出てしまった。次回やるとしたらしっかりと睡眠時間を確保した上で脱人間チャレンジしたい。

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初級じゃないキャノンボールの話

毎年ゴールデンウィークには草津経由で渋峠に行っているが、今年は冬季閉鎖解除直後に白根山の噴火警戒レベルが上がってしまったので断念せざるを得ない状況に。
連休にしかできない感じの代替ロングライドを探していたところ、大阪行く予定あるしついでにキャノボやってしまえばいいのではという軽い気持ちで決行。当初は東京発の予定だったが天候の関係で大阪発に。予報では常時追い風の好コンディションだが、24時間で走り切る走力がないことは自覚していたのでグロス20km/h(26時間程度)を目標に設定。あわよくば24時間切りを狙っていくスタイル。

 

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■梅田新道~三重県伊賀市
急に思いついたので適当に5/3 16:30にスタート。鶴見3交差点、花博西口交差点とつないで第二京阪高架下の側道を使って清滝峠へ向かう。こちらの運転は荒いイメージがあったものの特に関東と変わらないように感じた。いきなり事故現場2件も見かけたけど…
清滝峠は反対側にわたってトンネル歩道でクリア。奈良県をかすめて木津駅前を左折、木津川を渡ってすぐに右折しR163をなぞる。事前情報通り信号少な目でアップダウンが続くが、こういうコースは好みなのでとりあえず脚が動くうちに回していく。上野原あたりのR20っぽさがある。
木津川沿いは伊賀市まで文明がなく、建物どころか街灯もないので日が落ちたタイミングと重なったこともあり心細かった。車は少な目で路面も綺麗な方だと思うので快走路と呼んでいいのは間違いないけど、魔境みがあるので明るいうちに通過した方心理的には楽かもしれない。

尿意を感じたのでファミリーマート伊賀三軒家店で最初の休憩。よく考えたらスタート前にトイレに行くのを忘れていた…。バナナをたべてすぐにリスタート。あと寒かったのでホットミルクティーをジャージ内に突っ込んだ。

ここまで 61.7km (02:47経過 グロス22.2km/h)


三重県伊賀市四日市市
コンビニを出てしばらく走ると伊賀上野の市街地が見えてきた。ナイトライド好きなはずなんだけど何故か暗いのが心細くて、ちょっとした街明かりでも安心。多分西松屋の煌々とした明かりで気持ちを取り戻してた気がする。
ただ田舎なので市街地はすぐに切れて加太越がやってくる。清滝に比べたら緩いのでアウターで回しているうちにピークを過ぎてしまった。下りに入れば確か砕石所の入り口があってダートがあるんだよなと思い出すが路面は綺麗なままでそんな気配はない。もしかして舗装されたのかなあと考えていると関西本線をトンネルでくぐるととんでもねえ凸凹道が出現した。

未舗装のオフロードを想像してたけどアスファルトがはがれて路面がボコボコになって砂利だらけなのが加太ダートだった。実際はストリートビューの10倍くらいひどい状況で、これは下手につっこんだらリム打ちパンク必至。真っ暗なので警戒気味に走ってて良かった…

関宿でR1に合流してゆるやかな向かい風の亀山バイパスを進む。噂に違わず自転車が走っていいのか疑いたくなる(入り口できょろきょろしたけど標識はなかった)レベルの超快走路だった。ちょっと気持ちが切れてきたのでファミリーマート四日市追分一丁目店に入る。固形物は控えめにしようと思っていたのでリアルゴールドとヨーグルトを摂取してチョコバーをバックポケットに入れる。目についたキューピーコーワゴールドの錠剤(100円2錠)も飲んだけど効果のほどは謎。相変わらず寒くてここでもおなかにホットドリンクを突っ込む。もうカイロ欲しい。

ここまで 119.0km (05:00経過 グロス23.8km/h)

 

四日市市~愛知県豊橋市
四日市は思ったより大きい街だった。街明かりは安心するけど信号が多いのはつらい。

淡々とR1を進み、揖斐川長良川木曽川の順で渡って愛知県に入る。三重県長かった…。23時台で車はあまりいなかったけど、木曽三川は路肩が狭いと聞いていたので歩道を走行。揖斐川長良川はそうでもなかったけど木曽川の歩道は激しく波打っていたので交通量の少ない時間帯は車道を走った方がいいのかもしれない。ここでライトやサイコンが吹っ飛んだとの先人の言葉を理解した。バニーホップの練習くらいにはなるかもしれない

名古屋を通過中に日付が変わる。伝馬町の陸橋を回避して進路が南に変わっても特に風向きの変化は感じず。予報だとここから豊橋までは向かい風~横風だったけどラッキー、なんだけどやっぱり夜中は寒い。24時間営業の薬局を見つけたがもう5月なのでさすがにカイロは置いてなかった。
豊明ICの自転車進入禁止を回避してそろそろ休憩かなと考えていると前方に2台の自転車を発見。このお二方も大阪発で東京まで向かっているとのことで、互いにエールを送り合った。GWとはいえ真夜中に同じことをしている方に出会うと思わなかったので少しテンションが戻る。さらにしばらく進むと横浜まで向かうという別の方にも遭遇。「東京までですか~すごいですね~」と言われたけどこの距離だと東京も横浜も誤差だよ?

本宿の坂は特に労せずクリアしたけどその後の下りで完全に身体が冷えてしまった。さっさと休憩すればよかったんだけど、おなかがすいていなかったのと下り基調で停止したらもったいない気持ちになっていた。そのまま惰性で進んでいるとサイコンの気温表示は9度。これで軽く心が折れてファミリーマート豊橋西口町店に駆け込む。カップラーメンの暖かさが染みる。

ここまで 222.4km (11:04経過 グロス20.1km/h)
この100kmでグロス速度落ちすぎでは…

 

豊橋市静岡県掛川市
コンビニを出ると暴風と呼んでいい強烈な追い風が吹いていた。潮見坂までのダラダラ登りも適当に踏んでるだけで40km/h出てしまう程度。ここからは追い風予報だったけどここまでとは。

愛知静岡県境付近で12時間経過。疲れが出てくるころだけど日が昇ってきたことによる気持ちの回復も相まって順調に東進。浜松バイパスの東海道線を跨ぐ箇所は踏切で回避、天竜川はR1歩道、袋井バイパスの分岐など自転車注意ポイントをしっかりとこなして金谷峠手前のファミリーマート掛川千羽店に到着。断続的にゼリーやバーを摂取していたがおなかがすいたので冷やしうどんを購入。夜は凍えてたのにもう暑い。あと胃が荒れてきたので胃薬を飲んでおく。
結局この区間あんまり頑張らなかったというか頑張れなかったけど、終始強めの追い風が吹いていたのでだいぶ脚は回復できたかもしれない。

ここまで 291.8km (14:21経過 グロス20.3km/h)


掛川市沼津市
出発するとすぐに金谷峠への上りが始まる。斜度はそこそこあるけど短いのでなんとか攻略。下ってすぐの大井川は信号が変わったので反対側歩道で通過。宇津ノ谷も反対側に渡ってトンネル歩道でクリアし、ゆるい坂を下って安倍川を渡ると静岡駅が見えてくる。ここまでくると見知った風景でなんとなく安心感が生まれるがまだ200kmもある。残りブルベ1回分と考えると近いのか遠いのか…

由比は自転車道を通過。波浪でやられた旧スマル亭の姿が痛ましかった。予定では寺尾の陸橋まで自転車道を使う予定だったが、西倉沢でちょうど信号が変わったので旧道にイン。
蒲原から富士バイパス~田子の浦~檜交差点と抜けて行くショートカットルートは今日一番の暴風が吹いていて、信号ストップで速度を落とそうとしても加速していく怪奇現象が発生した。
いつ走っても強烈な退屈さが襲ってくる千本松原を抜け、ローソン沼津東間門店で最後のコンビニ休憩。無意識のうちに行われていたファミマ縛りが終わる。ダブルボトルの片方を麦茶に入れ替え、レッドブル、バナナ、塩むすび*2、メイタン金を補給。これで本当にドーピングだ。胃はまだムカつきがあるけど薬の効果もあって固形物は受け付けてくれそう。もう時間的に24時間は無理になってきたが完走は見えてきた。

ここまで 387.5km (19:02経過 グロス20.4km/h)

 

沼津市日本橋
三島市内からやたら渋滞しているなと思っていると、箱根への上りは三島スカイウォークへ向かう車で大渋滞が起きていた。GWすごい。
牛歩どころか全く進まない車列を横目に誰も使っていない歩道をゆっくりと上って行く。もうゆっくりとしか上れない。過去に1回だけ三島側から上ったことがあって、その際は途中で押しが入るほどつらかった記憶があったけどそこまでのつらみはなく63分で箱根峠に到着。80分くらいを想定していたので上出来。芦ノ湖まで下るとまた渋滞が起きていたが、旧道に入ると流れが良くなりいつも通りの箱根になった。
三枚橋で無事にR1に復帰し、小田原まで下ってくるとあとは完全にご近所と呼んでいいレベルの道で目をつぶっていても帰ってこれるルートだが、本当に目をつぶると寝落ちしてすべて終了するので気合を入れなおしつつ大磯からR134に入る。遊行寺の坂、大阪、権太坂をやっつければあとは完全にフラットだと考えると気が楽になり、いつも通りとはいかないけど浜須賀までは快調に飛ばすことができた。
戸塚駅手前の八坂神社前交差点を右折し、JRを地下道でくぐったところでちょうど24時間が経過。グロス20km/hも危うくなってきたが、ここからは急いだところで大体信号に引っかかるので目標を切り替えて安全なペースで進行。もう頑張れないだけとも言う。
横浜からはR15を使用。六郷橋を歩道で渡り東京都に入るとあとは完全に直進するだけだが、大森海岸駅を過ぎて自宅がある品川区に入ると今までの追い風が嘘のような超向かい風が吹き始めた。個人的な遊びで認定とかあるわけじゃないしそもそも時間オーバーしてるし日本橋まで行かなくてもいい?と何度も考えたが、大阪で送り出してきた方々の顔が走馬灯のように脳裏を駆け巡る。幸い前傾をとることができたので、姿勢を低くしてラスト10kmを耐え忍ぶ。金谷峠よりきつかった…
銀座までの区間が永遠に思えたが、18:44 に無事ゴール。522km 26時間14分の旅が終わった。

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出迎えてくれる方はいないので元標の写真だけ撮って帰路に就く。家まで帰れなかったらどうしようと思ったが帰り道は追い風なのでなんとかなった。途中から風向き変わって良かった~(よくない)

走行距離:522.27km
走行時間:22h 14m(ネット:23.5km/h)
所要時間:26h 14m(グロス:19.7km/h)

次はタイムオーバーしてるので参考にならない装備の話

FTP計測に行ったら可愛い女性と酒で楽しかった話

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横で綺麗な女性に応援されてもつらいものはつらい

 

cycleholic-fitness.com

サイクルフィットネスバー『CYCLE:HOLIC』は、ロードバイク専門トレーニングジムと自転車をテーマにしたコンセプトカフェバーが合体した、自転車を愉しむすべての大人のためのお店です。

お店の存在は話に聞いていたので気にはなっていた。女性がいてzwiftできるってだけだと行く動機としてはちょっと弱いかなと思っていたが、調べてみるとFTPが計測できる(隣で女性店員さんが応援してくれる)プランがあるらしい。最近スマートローラーを購入、zwiftを始めた友人からFTPを測ったみたいな話を聞いて興味が湧いていたので、仕事終わりに淡路町へ向かう。当日でもインターネッツ経由で簡単に予約ができる。

 

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分かりやすい看板(ただしTREKはない)

お店は雑居ビルの2フロアを軽くぶち抜いた構造で、バーがあるフロアとフィットネスフロアに分かれている。コンクリート打ちっぱなしの壁とバーっぽいサイバーな内装にテンションが上がる。FTP計測コースで予約したのでそれはそうという感じだが、明らかに走れる感じの店員さんに案内され一通りの説明を受ける。なお店員さんは全員ジャージレーパン姿である。
トレーニングフロアはこじんまりとしてはいるが、Tacxのスマートローラーと大画面ディスプレイがうまい具合に並んでいて、狭いながらも他の人が回してるのが気にならないように配置されていた。
思い立って急に訪問したので上下ジャージとシューズをレンタルしたい旨を伝えて着替える。ウェアはLIXADAでパッドは薄め、シューズはSHIMANOのベルクロタイプのモデル(多分RP1)。終了後に気付いたがそれなりにブラケットを汗で汚してしまったのでグローブもレンタルできるようにしてもいいのかなとは思った。パッドは分厚くないと尻が壊れる派なので次回からウェアとグローブは持参するつもりだが、ペダルは見た感じSPD-SLしかなさそうなのでシューズのレンタルはすることになりそう。これを機にSPD-SL導入を検討してもいいかもしれない。でも超歩きづらかった…

 

「サドル下げた方がいいですかね?サドル高とかわかります?」「適当に乗っているので分かりません…」というド初心者みたいなやり取りを終え自転車にまたがる。合ってるのか分からないけど数ケイデンス回して特に違和感はなく、まあ1時間も乗らないし適当で大丈夫だろうという気持ち。強いて言うならパンツのパッドが薄いのが気になる。用意されていたのは全てRIDLEYで乗ったのはFENIXだったような記憶。他にはエクスカリバーがあった。渋い。
身長体重を入力して計測スタート。普段どこを走っているとか機材がどうとかDHLの配送がクソとかの話で盛り上がるが、思っていたよりアップの時間が長い。FTP計測もzwiftも初めてなので45分コースだけどまあこんなもんなんだろうと思っていたが店員さんが誤って75分コースに設定していたというまさかの展開が待っていた。「マジっすかwwww」と笑い飛ばすと「先輩なら75分でも大丈夫ですよ!!」と謎フォローが返ってきた。お前が言うなという気分だが綺麗な女性に笑顔で言われるとこれっぽっちも怒りが湧かない。すごい。


指定ワット数(数分おきに変化する)で回すメニューが結構難しく、一定トルクで踏んでいるつもりでも表示される数値は結構な上下動がある。60W維持とかどうすればええねん。終わってから気付いたが大体のメニューがfaildになっていた。会話しながらというのもあったかもしれない。ヤビツチャレンジの際にR246からの善波峠で終了する話題になったので、戸塚~長後街道~東海大学前と経由すれば死なずに秦野まで行けるというのを一生懸命教えたけど絶対忘れられてる。
全力走タイムになると店員さんからの雑談はなくなり、横で見守る、サーキュレータの調整をする、ボトルの水を交換する、「先輩あと○○分です!」と頑張るお手伝いをしてくれる。タレてくると「あと○○W上げましょう先輩!!」とハッパというか無茶振りが飛んでくる。かわいい後輩に応援されているというよりは「もう30ケイデンスあげろ!」とサングラスの先輩から指示を受ける新入部員の気分に近い気がする。助けて。

 

結果は233W(3.6w/kg)。出し切って放心状態でクールダウンをしていると見かけたことのあるピラミッド図を手渡され「大体の方は下半分ですけど先輩は上から3つ目なのですごいです!」と褒められる。「すごい人は家にローラーあるからお店に来ないんじゃない?」と疲れからマジレスをしてしまうと「あ~~~~確かに!」とマジレスが返ってきた。この店員さんおもしろい。

シャワーを浴びてさっぱりした後はバーでセイクをいただく。トレーニングメニューにもよると思うが、運動後だとバーフロアが暑く感じてしまったのでサーキュレータが欲しかった。
山神バッジを装備した店員さんにそれっぽい話題を振ったら完全にオタクトークに火が付き一瞬で時間が過ぎてしまった。トレーニングジムらしいプロテイン飲み放題といったメニューもあったのでいずれ注文してみたい。

 

スマートローラーを持っていない人はローラー体験、持っている人でも綺麗な女性に応援される環境で普段とどんな変化が出るか楽しめる、男女問わず自転車が好きな人なら絶対楽しめる空間だという感じ。正直女性と自転車の話ができるだけで神かという気はしている。サイクルホリックで病気になろう。

BRM407横浜あおば300 長坂

www.vcraoba.yokohama

アオ…アオバヒドクナイ

■ Start 大丸公園 ~ PC1 セブンイレブン上野原西中学校前店 (49.8km)
未明に降った雨で路面はウェットだけど走るのに気を遣うほどでもなく順調にスタート。だったのだが綺麗にした自転車が一瞬で泥だらけになったので軽くテンションが下がる。高尾でR20に出るまでは信号でくっついたり千切れたりのブルベあるある区間な感じ。
高尾インターを過ぎて大垂水峠の上りに入り「今日は300kmだしゆっくり登るか~」と考えていたが前を走っていた方がものすごくいいペースで飛ばすのでついて行ってしまった。残り500mくらいで千切れたがログ見たらこの区間平均心拍190bpm。残り250kmもあるのにいきなり全力を出し切ってしまうあたり脳が成長していない。
その後も運悪く(?)信号で追いついてしまいPCまで引きずられることに…千切れればいいだけなのだが無駄に頑張ってしまった。

■ ~ PC2 ファミリーマート石和町松本店 (101.9km)
PCにて先述の方に後ろに入ってたことのお礼を言うとレースじゃないので全然大丈夫ですよ~とのこと。この方とにかく走行マナーが良くて、常に車のことを考えて走っているというのが後ろに伝わってきて非常に印象が良かった。あんなに力強い走りをしていたのに全く疲れが見えなかったのもすごい。

PC2からも引き続きR20をなぞって甲府盆地へ向かう。昨年の長坂300同様微妙な向かい風と、ところどころ厳しくなる斜度でつらいところはあるけどゆるゆる回して笹子トンネルに到着。東京都心は完全に散ってしまったがトンネル手前はまだ桜が残っていて、軽い桜吹雪の中を走れて気持ちよかった。追い風だったら最高だったんだけど。

■ ~ PC3 ローソン山梨長坂町店 (135.9km)
笹子トンネルからの下りで脚は回復した気がするけど、甲府市街地を抜けて少しずつ上り始めると確実に脚にきているのを感じる。
韮崎からこのコースのメインである七里岩ラインに入るとやはり今年も吹き荒れる向かい風。完全につらい気持ちで新府城を過ぎると目の前に素晴らしい景色が現れた。
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新府桃源郷。去年も見た気がするけど記憶から抹消されてた。
綺麗な桃の花で心は癒えたけど脚の疲れが取れるはずもなく引き続き向かい風の中を上る。PC直前に短いながらも10%くらいの激坂が出現するのがあおばのブルベっぽい。

■ ~ PC4 ローソン富士川増穂インター店 (172.6km)
ここからは折り返すので追い風、のはずが円野交差点でR20から逸れると徐々に横風になり最終的には向かい風気味の方角に風向きが変わってしまった。
結局PCまで風は変わらず、35kmで下り基調だから一番楽なはずと思っていた区間でかなり消耗してしまった。ここから長い上りが始まることを考えると不安が募る。

■ ~ PC5 ローソン山中湖石割店 (231.2km)
PCに到着すると先着のお友達はみんなカップラーメンを食べていた。それほどおなかはすいてなかったけど自分もつられてカップラーメン。続いて到着したお友達もカップラーメンを購入していた。この連鎖どこまで続いたのか気になる。
出発して富士川を渡ると若彦トンネルへの長い上り(23km/3.0%)に入る。平均で見るとそれほどでもなく序盤はアウターで回せるようなレベルだが、中盤でR358に合流するとガツンと斜度が上がりトンネル手前は1桁台後半が続きなかなか痺れる構成だった。川沿いで集落が点々としてるのは雰囲気いいんだけど20kmも続くとさすがに飽きるしそこそこの魔境度で絶対夜走りたくない気持ちになった。
若彦トンネルの中は冷蔵庫のような寒さだった。あわててウインドブレーカーを着込み河口湖へ滑降。

いつも自転車で来ると大体景色が良くなかったけど今回は完璧。この辺は桜も満開で本当にいい景色だった。永寧。

■ Goal ~大丸公園 (304.5km)
山中湖はやたら寒いと思っていたがPCに先着していたお友達も口を揃えて寒いと言っていた。PCコンビニでは山中湖らしく4月なのにカイロが置いていたので購入。凍死したくない。
山伏峠まで少し上ってからは道志みちの長いダウンヒル月夜野の上り返しと鳥屋郵便局までの上りを終えればあとは下りだけ…と思っていたが最後の尾根幹のことを忘れていた。無理せずインナーに落として大丸公園に帰還。

■ まとめ
去年の長坂300の終盤にあった鳥坂峠がなくなった(同じ標高までは上る)だけでこんなにアオバヒドクナイブルベになるとは思わなかった。長坂の桃源郷や河口湖の桜など良い景色もたくさん見れて大満足でまた来年も出たい気持ちになった。VCR横浜あおばのスタッフさんお世話になりました。

走行距離:305.71 km
走行時間:12h 28m 19s
平均移動速度:24.5 km/h
獲得標高:4909 m

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第8回GSRカップ

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4/21 に行われたアレ。オタクなので今回も参加したよ。

会場は茂原ツインサーキット。1周1270mで大小4つのヘアピンをメインに構成されたようなコース。

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実際に走ったのは画像と違って時計回り。10、8、5、2コーナーの各ヘアピンを起点に上り下りが入れ替わるレイアウトで、速度の上げ下げがはっきりとしそうな感じ。5コーナーから2コーナーまでの上りが一番斜度があって(3コーナー直後で最大5%)ここがポイントになるかなという印象。
あとは5コーナーのイン側で路面が荒れてる箇所があってライン取りがちょっと難しいのが気になる。

■ 男子クリテリウムビギナー (4周)
まずはこの種目に参加。クリテリウムというかクローズドの環境で走るのが前回に続いて2回目で、着順を競うレースとなると完全に初めてなので緊張のあまりスタート前から心拍が150付近をうろうろする有様。
同じく参加した友人によると「もうダメだ」「ムリ」を連発していたらしい。記憶にない。
先頭集団でゴール出来ればいいかな~くらいの気持ちでスタート。

- 1周目 1:43
なにもわからないのでとりあえず集団には残ろうと前目で展開。15番手辺りをうろうろしてたら難なく集団内残留してしまった感はあったけど心拍がいきなり爆上げで今後が不安である。
総北が2人逃げていたのが見えたけど自分ができることはないのでお見送り。

- 2周目 1:38
2周目も特に変わらず。徐々に集団は数を減らして15人程度になり、2コーナー手前で逃げていた総北勢も吸収。
ホームストレートの下りなど前に出たくなるポイントでもスリップに入って脚を残すことを意識して進む。ハイエナ化するのが早い。

- 3周目 1:40
3周目も必死に集団について行く。入れ替わりはあるものの10位程度をキープできていて、このまま集団内でゴールできそうだなと思っていると終盤3コーナー付近で穂乃果ジャージが逃げているのを確認。脳内で「えみつんが逃げた!」というフレーズが浮かんだが逃げてるえみつんを捕まえると筋肉で返討ちに合いそうなので放置することにする。まあ単純に追う力がないだけなのだが。

- 4週目 1:35
ラスト周回。逃げるえみつんは10コーナーで20mほど差が付いていてこのまま決まりそうな雰囲気。なんだかんだで最終ラップまで残ってしまい、もしかしたら上位に食い込めるのではと考えるもこのまま集団スプリントになるとおそらく勝ち目はない。
そんなことを思いつつ5コーナーを抜け最後の上りに入ると集団は完全崩壊でみんな思い思いに力を振り絞る。途中で京伏の選手が落車しかけたりするのを避けたりしつつ全力で踏むと集団2番手で上りを折り返しそのままゴール。

よくわからないけど3位になってしまった。表彰台とか上ったの初めてでめっちゃうれしい。

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■ 3時間エンジョイ男女
クリテリウムのあとはこれに参加。普通の耐久レースにうまい棒3本で1周、あずきバーで2周、新幹線アイスで3周加算されるシステム。男性3人(おなか弱い、おなか弱い、知覚過敏)女性1人(食が細い)のチーム構成でどう見てもアイス早食いに向いていないメンツ。案の定1人はおなか壊してトイレへ旅立ってしまった。
クリテリウムで入賞してしまったのでお前はチームのエースなどともてはやされたけど既に出し切ってしまったので4番手で走らせてもらった。終わってから周回数計算したら自分が一番走ってて?????

前回は2時間耐久でその名の通り走りながら2時間経過するのを耐えてた感がすごかったけど、エンジョイは早食い要素もあってあんまり競争してる感じがないので本当にエンジョイって感じで楽しかった。4人いると交代もスムーズだし。順位も思っていたより上位の9位で満足。ただUKYOの選手(全力で走ってない)を15分間追いかけてたらふくらはぎがぶっ壊れて帰りの車でアクセル踏めなくなるかと思った。

■ オタク
今回はDJブースがコース内にあって走ってても曲が聞こえてくるスタイル。4コーナー付近で上りに差し掛かると聞こえてくるのでその時の曲によっては力が入るヤツ。Red fraction とか Hot limit はなかなかアツいものがあった。

■ まとめ
レベル感のわからないレースとはいえ入賞はめっちゃうれしくてもっと自転車頑張ろうという気になった。今回連れて行った友人も楽しんでくれて、次回も絶対出るぞという気になってくれたので誘ったこちらも嬉しい。
来世は優勝だ

チーム名:Raise対策本部
記録:88周(周回数66 + 加算22 / 2:59:53.15)
個人走行距離:28.38km
平均時速:31.6km/h