養分

愛は~っ!鳴りやまない歌ぁっ…!愛は~っ!導きの扉っ!

BRM610横浜あおば600 冷川峠

www.vcraoba.yokohama

この中に1人、シャーマンがいる!(1人どころではない)

 

■ Start 大丸公園 ~ PC1 セブンイレブン寄居赤浜店 (70.1km)
ブルベでよく使われるコースで序盤は市街地なので信号ひっかかりまくりだけど箱根ヶ崎あたりからは快走路でよく考えられたコースだねという以上の説明ができない。
ずっと追い風でかなり楽ができた区間。ちなみに 600km 走るということを忘れ調子に乗ってかなり踏んでしまったのでロングライド序盤でも知能は低いということが判明する。

PCでは27度ながらも日差しがガンガン照り付けてて体感30度以上はあったような気がする。まだ10時過ぎと早い時間帯にもかかわらず、アイスを食べたり水をかぶったりしているお友達を多数確認。クーリッシュを首の後ろに突っ込み溶けて来たら食べるヤツを試してみたところかなり快適だったので今後も活用したい。

■ ~ PC2 セブンイレブン中之条バイパス店 (145.2km)
引き続き追い風、というか更に風が強くなっていて 35km/h 切ったらもったいないよ的な心理になってしまいそこそこ踏む。その割に同時にPCを出発したお友達はおおよそ 40km/h でかっ飛んでいってしまったので小前田駅付近から早くもソロライドと化す。
この小前田駅の少し先でバックポケットから自然と何かが抜けて落ちていく感覚があって、ああキューシートか止まるのめんどくさいしまあいいや的な感じで進んでいたけど後のことを考えると何も良くなかった。前日に友人に借りた Edge1000J がなかったら終了してた。まああっても終了したんですけど…

藤岡市街地を抜け高崎駅前に差し掛かる頃には気温は30度超に。ボトルの水を被ってもぬるくて気休め程度にしかならない。
三国街道を北上していると、気が付けば追い風が止み微妙な向かい風に変わっていた。加えて1~2%程度の微妙な登りが地味に体力を削っていき、渋川からR145に入る頃にはちょっとしたハンガーノック太郎と化す。序盤とはいえ70kmおきのPC以外で休憩しないのはちょっと無茶だったみたい。こういう時に限ってコンビニも自販機も見つからなくて結局PC2手前10kmという中途半端なところで休憩。ファミリーマート小野上おおるり店は道の駅かスーパーか何かの大型店舗の居抜きっぽくて異様に広い店舗だった。

しばらく進んでPCに着くとお友達が大量にいて安心。ブルベあるある。でも到着が遅かったのか買いたかった食料が軒並み売り切れてた。ブルベあるある…
この時点で貯金は3時間弱。予定よりも30分先行してて、このペースなら石和温泉でしっかりと寝れそう。

と思ってた…

■ ~ 佐久平駅 (222.0km)【DNF】
さっきまで暑かったのにやたら涼しいなと思い気温を確認すると20度まで下がっていた。高崎までの暑さはどこに行ってしまったんだという気持ちとこのまま標高が上がったら凍えてしまうのではという不安に苛まれながら出発。なおこの日の防寒着類は薄手のウィンドブレーカー、レインウェア、普通のハーフパンツのみ。着用ウェア類は完全な真夏装備。なので耐えられるのはおそらく10度くらいまで(フラグ)。

中之条からも続く登り基調のアップダウン。原町から大津までは何度か走ったことがあって、景色と長閑な雰囲気はいいけどそこそこの坂が断続的に出現して脚にくる。

羽根尾で吾妻線とお別れしてからは文字通り本コースの山場であるところの北軽井沢への厳しい登り(20.0km / 3.7%)
最初の数kmは峠だねという感じのワインディング。勾配が上がり自分のスピードが落ちたところで後続3人が飛び出しアシストの気分を味わう(ついて行こうとしたら脚攣った)。
牧場、コテージ、林、しか出現せずまさに別荘地という感じで落ち着いた雰囲気ではあるものの自転車で登坂するには飽きる景色で、その上に時折10%まであがる斜度に苦しんでいると長野県側からこちらへ向かってくる車が濡れていることに気付く。天気予報では曇りのはずだが…と現実から目を背けようとしているとピークに近づくにつれ降り始め強くなる雨、濡れが激しくなる路面にどんどんテンションが下がっていく。
鬼押出しハイウェーとの合流部付近でピークを迎えると、下りは完全に水が浮いてる状態になり、身体に打ち付ける雨も痛いくらいの激しさに。ランドヌール雨雲を呼び過ぎ問題(*1)。
天気に関係なくPC2~PC3が100kmあるので軽井沢あたりで休憩しようかな、とは考えていたけどいくらレインウェアを着ていてもこの天候では進むのが躊躇われる。星野温泉のカフェでプリンを食べていても雨が上がる気配がないので思い切って温泉に入ることにした。

星野温泉は日帰り施設にしては高いけどその分綺麗で個人的には好き。この近辺の風呂なしペンションに泊まると大体ここに行けと案内される。
知らないおじいちゃんに「この雨のなか大変でしょ。どこまで行くの」尋ねられ、説明が難しいなと思いつつ伊豆まで行きますと返答したけど伊豆どころか長野県から脱出すらできなかったよおじいちゃん…

1時間半ほど経つと雨は弱くなりこれなら走れるかなという感じになったのでリスタート。気温は10度で、これ以上下がるようならDNFも考慮するけど軽井沢の標高が高いだけでしょ、と気にせず先を目指そうとすると、反射ベストのお友達が目の前を通過。信号で追いつきそうだしちょっと安心…してたら彼は中軽井沢交差点でR18に入らず直進して中軽井沢駅に行ってしまった。DNF現場を目撃してしまい持ち直しかけたやる気が再びしぼんでいく。

気を取り直して西へ向かおうとすると、視界がもやのようなもので覆われていることに気付く。アイウェアやライトを拭いても視界は曇ったままで、自分の吐息だったり体温で蒸気がでているわけでもない。
首をかしげながら追分交差点でR18から外れ、街灯のない区間に突入すると目の前が真っ白に。どう見ても霧です本当にありがとうございました。
視界が5mくらいしか効かない、しかも長い下り坂という割とどうしようもない状況になってしまったけど進むしかない。暗闇を照らすと真っ白という一見どこかにいざなわれそうな幻想的な雰囲気だけど、ハンドリングを誤ると本当に別の世界に連れて行かれるので神経を研ぎ澄ましながら下る。

佐久まで下ってくるといつの間にか霧は晴れていたが路面はフルウェット。気温は8度。下り坂で身体を動かしていなかったのもあって本当に寒い。パールイズミコールドブラックタイツも性能を発揮していて尚更寒い。そしてこの先の野辺山に向けて標高が上がる(さらに気温が下がる)ことを考慮し進むべきか悩んでいると「佐久平駅はこっちだよ~」という悪魔の誘い(ただの標識)が目に入りおしまい。
スタッフさんにDNFの連絡を入れているとAR中部600 甲州上州征伐のお友達数名とスライド。頑張っている彼らを見ていると自分ももう少し頑張れたんじゃないかなと思った。

■ まとめ
雨降らないって言ってた天気予報が悪い、と思ったけどおそらく少しくらい天気が悪くても出走してた。ということは雨に備えた装備を怠った自分が原因だしよくよく考えれば 600km も走るのにランドヌールが雨を呼ばないわけがない。
リザルトを確認すると48人出走でDNFは15人なので、特にDNF率が高いわけでもなさそう。メカトラでもないし身体の調子も悪くはなかったので改めて自転車はメンタルのスポーツなのを実感。強くなりたい。

3分の1しか走ってないけど、このコースは正当な山岳コースで山場は前半の300kmに集約されてると思うのでアオバヒドクナイであり来年も開催されるのであればしっかりと準備して再チャレンジしたい。
VCR横浜あおばのスタッフさんお世話になりました。

走行距離:222.03 km
走行時間:9h 51m 23s
平均移動速度:22.5 km/h
獲得標高:2330 m

(*1) 調査の結果今までの雨ブルベ率が 50% なのでシャーマンは己自身なのではという説もある。

 

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