養分

試練与えては試す神たちをいつの日か超えてゆける

FTP計測に行ったら可愛い女性と酒で楽しかった話

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横で綺麗な女性に応援されてもつらいものはつらい

 

cycleholic-fitness.com

サイクルフィットネスバー『CYCLE:HOLIC』は、ロードバイク専門トレーニングジムと自転車をテーマにしたコンセプトカフェバーが合体した、自転車を愉しむすべての大人のためのお店です。

お店の存在は話に聞いていたので気にはなっていた。女性がいてzwiftできるってだけだと行く動機としてはちょっと弱いかなと思っていたが、調べてみるとFTPが計測できる(隣で女性店員さんが応援してくれる)プランがあるらしい。最近スマートローラーを購入、zwiftを始めた友人からFTPを測ったみたいな話を聞いて興味が湧いていたので、仕事終わりに淡路町へ向かう。当日でもインターネッツ経由で簡単に予約ができる。

 

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分かりやすい看板(ただしTREKはない)

お店は雑居ビルの2フロアを軽くぶち抜いた構造で、バーがあるフロアとフィットネスフロアに分かれている。コンクリート打ちっぱなしの壁とバーっぽいサイバーな内装にテンションが上がる。FTP計測コースで予約したのでそれはそうという感じだが、明らかに走れる感じの店員さんに案内され一通りの説明を受ける。なお店員さんは全員ジャージレーパン姿である。
トレーニングフロアはこじんまりとしてはいるが、Tacxのスマートローラーと大画面ディスプレイがうまい具合に並んでいて、狭いながらも他の人が回してるのが気にならないように配置されていた。
思い立って急に訪問したので上下ジャージとシューズをレンタルしたい旨を伝えて着替える。ウェアはLIXADAでパッドは薄め、シューズはSHIMANOのベルクロタイプのモデル(多分RP1)。終了後に気付いたがそれなりにブラケットを汗で汚してしまったのでグローブもレンタルできるようにしてもいいのかなとは思った。パッドは分厚くないと尻が壊れる派なので次回からウェアとグローブは持参するつもりだが、ペダルは見た感じSPD-SLしかなさそうなのでシューズのレンタルはすることになりそう。これを機にSPD-SL導入を検討してもいいかもしれない。でも超歩きづらかった…

 

「サドル下げた方がいいですかね?サドル高とかわかります?」「適当に乗っているので分かりません…」というド初心者みたいなやり取りを終え自転車にまたがる。合ってるのか分からないけど数ケイデンス回して特に違和感はなく、まあ1時間も乗らないし適当で大丈夫だろうという気持ち。強いて言うならパンツのパッドが薄いのが気になる。用意されていたのは全てRIDLEYで乗ったのはFENIXだったような記憶。他にはエクスカリバーがあった。渋い。
身長体重を入力して計測スタート。普段どこを走っているとか機材がどうとかDHLの配送がクソとかの話で盛り上がるが、思っていたよりアップの時間が長い。FTP計測もzwiftも初めてなので45分コースだけどまあこんなもんなんだろうと思っていたが店員さんが誤って75分コースに設定していたというまさかの展開が待っていた。「マジっすかwwww」と笑い飛ばすと「先輩なら75分でも大丈夫ですよ!!」と謎フォローが返ってきた。お前が言うなという気分だが綺麗な女性に笑顔で言われるとこれっぽっちも怒りが湧かない。すごい。


指定ワット数(数分おきに変化する)で回すメニューが結構難しく、一定トルクで踏んでいるつもりでも表示される数値は結構な上下動がある。60W維持とかどうすればええねん。終わってから気付いたが大体のメニューがfaildになっていた。会話しながらというのもあったかもしれない。ヤビツチャレンジの際にR246からの善波峠で終了する話題になったので、戸塚~長後街道~東海大学前と経由すれば死なずに秦野まで行けるというのを一生懸命教えたけど絶対忘れられてる。
全力走タイムになると店員さんからの雑談はなくなり、横で見守る、サーキュレータの調整をする、ボトルの水を交換する、「先輩あと○○分です!」と頑張るお手伝いをしてくれる。タレてくると「あと○○W上げましょう先輩!!」とハッパというか無茶振りが飛んでくる。かわいい後輩に応援されているというよりは「もう30ケイデンスあげろ!」とサングラスの先輩から指示を受ける新入部員の気分に近い気がする。助けて。

 

結果は233W(3.6w/kg)。出し切って放心状態でクールダウンをしていると見かけたことのあるピラミッド図を手渡され「大体の方は下半分ですけど先輩は上から3つ目なのですごいです!」と褒められる。「すごい人は家にローラーあるからお店に来ないんじゃない?」と疲れからマジレスをしてしまうと「あ~~~~確かに!」とマジレスが返ってきた。この店員さんおもしろい。

シャワーを浴びてさっぱりした後はバーでセイクをいただく。トレーニングメニューにもよると思うが、運動後だとバーフロアが暑く感じてしまったのでサーキュレータが欲しかった。
山神バッジを装備した店員さんにそれっぽい話題を振ったら完全にオタクトークに火が付き一瞬で時間が過ぎてしまった。トレーニングジムらしいプロテイン飲み放題といったメニューもあったのでいずれ注文してみたい。

 

スマートローラーを持っていない人はローラー体験、持っている人でも綺麗な女性に応援される環境で普段とどんな変化が出るか楽しめる、男女問わず自転車が好きな人なら絶対楽しめる空間だという感じ。正直女性と自転車の話ができるだけで神かという気はしている。サイクルホリックで病気になろう。

BRM407横浜あおば300 長坂

www.vcraoba.yokohama

アオ…アオバヒドクナイ

■ Start 大丸公園 ~ PC1 セブンイレブン上野原西中学校前店 (49.8km)
未明に降った雨で路面はウェットだけど走るのに気を遣うほどでもなく順調にスタート。だったのだが綺麗にした自転車が一瞬で泥だらけになったので軽くテンションが下がる。高尾でR20に出るまでは信号でくっついたり千切れたりのブルベあるある区間な感じ。
高尾インターを過ぎて大垂水峠の上りに入り「今日は300kmだしゆっくり登るか~」と考えていたが前を走っていた方がものすごくいいペースで飛ばすのでついて行ってしまった。残り500mくらいで千切れたがログ見たらこの区間平均心拍190bpm。残り250kmもあるのにいきなり全力を出し切ってしまうあたり脳が成長していない。
その後も運悪く(?)信号で追いついてしまいPCまで引きずられることに…千切れればいいだけなのだが無駄に頑張ってしまった。

■ ~ PC2 ファミリーマート石和町松本店 (101.9km)
PCにて先述の方に後ろに入ってたことのお礼を言うとレースじゃないので全然大丈夫ですよ~とのこと。この方とにかく走行マナーが良くて、常に車のことを考えて走っているというのが後ろに伝わってきて非常に印象が良かった。あんなに力強い走りをしていたのに全く疲れが見えなかったのもすごい。

PC2からも引き続きR20をなぞって甲府盆地へ向かう。昨年の長坂300同様微妙な向かい風と、ところどころ厳しくなる斜度でつらいところはあるけどゆるゆる回して笹子トンネルに到着。東京都心は完全に散ってしまったがトンネル手前はまだ桜が残っていて、軽い桜吹雪の中を走れて気持ちよかった。追い風だったら最高だったんだけど。

■ ~ PC3 ローソン山梨長坂町店 (135.9km)
笹子トンネルからの下りで脚は回復した気がするけど、甲府市街地を抜けて少しずつ上り始めると確実に脚にきているのを感じる。
韮崎からこのコースのメインである七里岩ラインに入るとやはり今年も吹き荒れる向かい風。完全につらい気持ちで新府城を過ぎると目の前に素晴らしい景色が現れた。
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新府桃源郷。去年も見た気がするけど記憶から抹消されてた。
綺麗な桃の花で心は癒えたけど脚の疲れが取れるはずもなく引き続き向かい風の中を上る。PC直前に短いながらも10%くらいの激坂が出現するのがあおばのブルベっぽい。

■ ~ PC4 ローソン富士川増穂インター店 (172.6km)
ここからは折り返すので追い風、のはずが円野交差点でR20から逸れると徐々に横風になり最終的には向かい風気味の方角に風向きが変わってしまった。
結局PCまで風は変わらず、35kmで下り基調だから一番楽なはずと思っていた区間でかなり消耗してしまった。ここから長い上りが始まることを考えると不安が募る。

■ ~ PC5 ローソン山中湖石割店 (231.2km)
PCに到着すると先着のお友達はみんなカップラーメンを食べていた。それほどおなかはすいてなかったけど自分もつられてカップラーメン。続いて到着したお友達もカップラーメンを購入していた。この連鎖どこまで続いたのか気になる。
出発して富士川を渡ると若彦トンネルへの長い上り(23km/3.0%)に入る。平均で見るとそれほどでもなく序盤はアウターで回せるようなレベルだが、中盤でR358に合流するとガツンと斜度が上がりトンネル手前は1桁台後半が続きなかなか痺れる構成だった。川沿いで集落が点々としてるのは雰囲気いいんだけど20kmも続くとさすがに飽きるしそこそこの魔境度で絶対夜走りたくない気持ちになった。
若彦トンネルの中は冷蔵庫のような寒さだった。あわててウインドブレーカーを着込み河口湖へ滑降。

いつも自転車で来ると大体景色が良くなかったけど今回は完璧。この辺は桜も満開で本当にいい景色だった。永寧。

■ Goal ~大丸公園 (304.5km)
山中湖はやたら寒いと思っていたがPCに先着していたお友達も口を揃えて寒いと言っていた。PCコンビニでは山中湖らしく4月なのにカイロが置いていたので購入。凍死したくない。
山伏峠まで少し上ってからは道志みちの長いダウンヒル月夜野の上り返しと鳥屋郵便局までの上りを終えればあとは下りだけ…と思っていたが最後の尾根幹のことを忘れていた。無理せずインナーに落として大丸公園に帰還。

■ まとめ
去年の長坂300の終盤にあった鳥坂峠がなくなった(同じ標高までは上る)だけでこんなにアオバヒドクナイブルベになるとは思わなかった。長坂の桃源郷や河口湖の桜など良い景色もたくさん見れて大満足でまた来年も出たい気持ちになった。VCR横浜あおばのスタッフさんお世話になりました。

走行距離:305.71 km
走行時間:12h 28m 19s
平均移動速度:24.5 km/h
獲得標高:4909 m

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第8回GSRカップ

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4/21 に行われたアレ。オタクなので今回も参加したよ。

会場は茂原ツインサーキット。1周1270mで大小4つのヘアピンをメインに構成されたようなコース。

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実際に走ったのは画像と違って時計回り。10、8、5、2コーナーの各ヘアピンを起点に上り下りが入れ替わるレイアウトで、速度の上げ下げがはっきりとしそうな感じ。5コーナーから2コーナーまでの上りが一番斜度があって(3コーナー直後で最大5%)ここがポイントになるかなという印象。
あとは5コーナーのイン側で路面が荒れてる箇所があってライン取りがちょっと難しいのが気になる。

■ 男子クリテリウムビギナー (4周)
まずはこの種目に参加。クリテリウムというかクローズドの環境で走るのが前回に続いて2回目で、着順を競うレースとなると完全に初めてなので緊張のあまりスタート前から心拍が150付近をうろうろする有様。
同じく参加した友人によると「もうダメだ」「ムリ」を連発していたらしい。記憶にない。
先頭集団でゴール出来ればいいかな~くらいの気持ちでスタート。

- 1周目 1:43
なにもわからないのでとりあえず集団には残ろうと前目で展開。15番手辺りをうろうろしてたら難なく集団内残留してしまった感はあったけど心拍がいきなり爆上げで今後が不安である。
総北が2人逃げていたのが見えたけど自分ができることはないのでお見送り。

- 2周目 1:38
2周目も特に変わらず。徐々に集団は数を減らして15人程度になり、2コーナー手前で逃げていた総北勢も吸収。
ホームストレートの下りなど前に出たくなるポイントでもスリップに入って脚を残すことを意識して進む。ハイエナ化するのが早い。

- 3周目 1:40
3周目も必死に集団について行く。入れ替わりはあるものの10位程度をキープできていて、このまま集団内でゴールできそうだなと思っていると終盤3コーナー付近で穂乃果ジャージが逃げているのを確認。脳内で「えみつんが逃げた!」というフレーズが浮かんだが逃げてるえみつんを捕まえると筋肉で返討ちに合いそうなので放置することにする。まあ単純に追う力がないだけなのだが。

- 4週目 1:35
ラスト周回。逃げるえみつんは10コーナーで20mほど差が付いていてこのまま決まりそうな雰囲気。なんだかんだで最終ラップまで残ってしまい、もしかしたら上位に食い込めるのではと考えるもこのまま集団スプリントになるとおそらく勝ち目はない。
そんなことを思いつつ5コーナーを抜け最後の上りに入ると集団は完全崩壊でみんな思い思いに力を振り絞る。途中で京伏の選手が落車しかけたりするのを避けたりしつつ全力で踏むと集団2番手で上りを折り返しそのままゴール。

よくわからないけど3位になってしまった。表彰台とか上ったの初めてでめっちゃうれしい。

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■ 3時間エンジョイ男女
クリテリウムのあとはこれに参加。普通の耐久レースにうまい棒3本で1周、あずきバーで2周、新幹線アイスで3周加算されるシステム。男性3人(おなか弱い、おなか弱い、知覚過敏)女性1人(食が細い)のチーム構成でどう見てもアイス早食いに向いていないメンツ。案の定1人はおなか壊してトイレへ旅立ってしまった。
クリテリウムで入賞してしまったのでお前はチームのエースなどともてはやされたけど既に出し切ってしまったので4番手で走らせてもらった。終わってから周回数計算したら自分が一番走ってて?????

前回は2時間耐久でその名の通り走りながら2時間経過するのを耐えてた感がすごかったけど、エンジョイは早食い要素もあってあんまり競争してる感じがないので本当にエンジョイって感じで楽しかった。4人いると交代もスムーズだし。順位も思っていたより上位の9位で満足。ただUKYOの選手(全力で走ってない)を15分間追いかけてたらふくらはぎがぶっ壊れて帰りの車でアクセル踏めなくなるかと思った。

■ オタク
今回はDJブースがコース内にあって走ってても曲が聞こえてくるスタイル。4コーナー付近で上りに差し掛かると聞こえてくるのでその時の曲によっては力が入るヤツ。Red fraction とか Hot limit はなかなかアツいものがあった。

■ まとめ
レベル感のわからないレースとはいえ入賞はめっちゃうれしくてもっと自転車頑張ろうという気になった。今回連れて行った友人も楽しんでくれて、次回も絶対出るぞという気になってくれたので誘ったこちらも嬉しい。
来世は優勝だ

チーム名:Raise対策本部
記録:88周(周回数66 + 加算22 / 2:59:53.15)
個人走行距離:28.38km
平均時速:31.6km/h

CANYON Ultimate CF SL 9.0 その2

crumblingdn.hatenablog.jp

 ブルベとかレースとかも走ってそろそろ 5000km くらい乗ったので印象を書くよ。
なお比較対象が Centurion HYPERDRIVE 500 2011年モデル(SORA/2300 のミックス。ホイールは MAVIC AKSIUM)という激重エントリーアルミロードなので、先に要点をまとめてしまうと「カーボン軽い!キシエリ速い!アルテグラすごい!」になるよ。

 

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■ CANYON Ultimate CF SL 9.0【2017】
コンポーネントSHIMANO ULTEGRA 6800
ホイール:MAVIC KSYRIUM ELITE
2018年モデルだと 8.0 扱いになるっぽくて、コンポが8000系アルテになってたりホイールがレイノルズになってたりする。

初期状態から変えたのは以下
・タイヤ:Continental grandprix 4000S2
1000km くらいは付属の MAVIC YKSION PRO で走ったけど峠の下りで滑ったりすることが多かったのでみんな大好きコンチネンタルに交換。交換後は安心して攻めることができるようになったしこれで高耐久というのが良い。
MAVIC ホイールはいいのにタイヤは本当に…

・チューブ:Panaracer R'AIR
何年も使ってるこちらに変更。たまに普通のブチルチューブ触るとその分厚さと重さにびっくりする。耐久性がどうのみたいなのをよく見かけるけど5000kmくらいは余裕で持つし、去年は前後輪1回ずつしかバーストしなかった。
5年くらい使ってて初期不良にあたったことは1回もないんだけどマジでみんなどういう使い方してるの。

・サドル:VELO VL-1535
いつどこで買ったか覚えていないレベルの謎サドル。付属の FIZIK ANTARES R5 はかっこ良くて軽いし良く撓っていいサドルっぽかったんだけど、座面が固いのが合わなくてこれを前の自転車から移植。
重いし座面の布を止めてるホッチキスは見えてるし安物感が半端ないというか3000円くらいだから実際安いのだが自分の尻にはこれがベスト。

・ペダル:SHIMANO PD-M530
普通に歩きたいのでSPD派。以前は片面フラットのタイプにしてたけど、フラット面を一切使わないことに気付いたのでこちらに変更。シンプルな形状で目立たないし、両面なので嵌める際に足元確認する必要がなくなって楽。その分片面式と比べて重量が増えているけど今のところ気になってはいない感じ。

■ 平地
フレーム、コンポ、ホイールの性能が格段に上がっているのでまあとにかく加速は早いし巡航速度も上がるし乗り心地もいいで文句の付けどころがない。
同じ CANYON の Aeroad と比較すると、あちらは直進性能というかバイクを倒しても直立しようとするような感じがあって、踏んだ以上の推進力的なものが働いているような雰囲気がある。
Ultimate は踏んだ分だけしっかり進む、倒した分だけしっかり曲がるというこちらが意図した操作を確実にこなしてくれてるようなイメージ。目立って何かがすごいというわけではないけど、全体的にハイレベルなものを感じた。
タイヤが固めなので突き上げはそんなに変わらないのかもと思ったけどしっかりと衝撃をいなしてくれてる感じがする。乗り心地に関しては CANYON のシートポストも関係してそう。

個人的にはこれで十分乗り心地いいと思うんだけど、どうも Ultimate は硬めのフレームらしいので柔らか目のホイールに乗るとマイルドになるとのこと。先日友人のホイール(SHIMANO WH-9000 C50 / Michelin PRO4)と交換して走ったら別の乗り物になった。キシエリが硬いと言われているのを理解。硬いけど青ハブと青ニップルがくるくる回って青い回転体に見えるのはカッコいい。

■ 上り
フレームが軽くなった分楽になり軽快にダンシングをこなせるようになった。
その日のコンディションの差があるので一概に比較はできないけど、名古木スタートヤビツのタイムが48分→44分になる程度。逆にいままであの激重アルミでよく登ってたなという気持ち…
初めてダンシングをした際は軽すぎて自転車が振れ過ぎるくらいの感覚があったけど、乗ってるうちに慣れた。

■ 下り
下りは以前から得意だったのでそんなに違いは感じず。狙ったライン通りに曲がることはできているので下りでも優等生的な挙動っぽい。
あとは制動力が格段にアップしたので安心感も大分上がった。SORA と同じ感覚でレバーを引くと身体が吹っ飛びそうになる。ただ YKSION のグリップが本当にアレなのでタイヤはすぐ変えましょう。

■ その他
もう半年以上経ってるけどいまだに正しい?乗り方がよくわかっていない。前述のとおり踏めばその分進むんだけど、ロングやブルベなどで後半に向けて脚を残したい場面でゆっくり進むことができない。こまめにサイコン見ればいい話ではあるんだけど、感覚に頼って 30km/h 巡航しようとすると気が付けば 35km/h くらいまで上がっていて、脚が吸われていく感じがある。フレーム要因なのかホイール要因なのかはわからない。「吸われる」という表現の通りしっかり脚にダメージが返ってくるので後半はタレる。

コンポーネントって大事だなという当たり前のことに気付いた。一番実感しているのは変速機能で、リアはもちろんのこと、フロントシフトアップ時に SORA では「ガガガガガンンンァァァアアアッ」みたいな気合の入った音を立て、変速完了まで2秒程度レバーを倒してる状態を維持する必要があったのが ULTEGRA では一瞬でコツンと音がする程度。初めて操作した際はあまりにもスムーズ過ぎてちゃんと変速されているのか目視してしまった。メンテをちゃんとしていなかった説もある。

走りの質とは無関係だけど、全体重量が比べ物にならないくらい軽くなったので輪行がめっちゃ楽になった。肩に紐が食い込んで痛い想いをすることもなくなり(以前はあまりにも重いのでタオルを肩パッド代わりにしていた)みんな軽々と自転車を担いで階段をすいすい登っていくのをようやく理解。駅から自宅まで20分歩いても平気!
ただ、取り回しの関係で普通サイズのエンド金具(オーストリッチの旧型とか)だとリアディレイラーのワイヤーが地面に接触してしまう。オーストリッチ新型やスルーアクスル向けの片持ち式などの背の高いエンド金具を使いましょう。

■ まとめ
・カーボンフレームは軽い
・キシエリはすごい
アルテグラもすごい

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BRM128東京200 真鶴半島

randonneurs.tokyo

寒い日に走るとボトルが凍るよ

 

■ ~ Start とどろきアリーナ
前週に大雪に見舞われた関東。さすがに1週間経てば雪も…と思っていたら自宅の周りですらまだまだ残っている上、陽が当たらない道はスケート場になりそうなレベルで凍っている。
当日の予報は天気こそ良いものの最高気温は5度、最低気温は余裕の氷点下で、コースよりも寒さと路面凍結との戦いだなと考えていた。

 

■ Start ~ PC1 デイリーヤマザキ 平塚北豊田店 (47.1 km)
末端冷え性の自分でも冬場指先が冷たくならない装備(SHIMANO インサレーティッドグローブ + montbell ジオラインL.W.インナーグローブ)が全く通用しない寒さ。さすがに-5度は無理。そんなに寒いのに自転車乗るなよという話ではあるが。

暖まらないとマズいと思い、中原街道のクソみたいなアップダウンもとにかく気合入れて踏んで強度高めで進行すると、1時間もしないうちに身体が暖まり指先の感覚も戻ってきた。
全然喉乾いてないけど脱水怖いし一応飲んどくか~とボトルを握るも何も出てこない、というかボトルが固い。振ってみるとシャリシャリと音が聞こえるので、蓋を開けてみるとシャーベット状のものが見えた。寒いのを見越して常温の水に粉を溶かしたんだけど意味がなかった。というか信号停止多いとはいえ走行中は振動も伝わってるはずなのになんで凍るんだ…

ボトル凍結に気付いたところで本日の目標が「真鶴でおいしい海鮮的なものを食う」から「陽が落ちて寒くなる前に帰って温かいところでぬくぬくする」に変わる。

 

■ PC1 ~ 通過チェック ケープ真鶴 (87.0 km)
PCでホットドリンクを買うも、おにぎりを食べてる間にコールドドリンクになってしまった。なおボトルはまだ凍っている。かなしい。

PC1からは引き続きR東京おなじみの道で海沿いに出て R1~小田原~R135 と繋いでいくコース。何度も走った道なので今更特に…という感じ。
車のためなのは分かってはいるんだけど、R135の白線は凸凹が施してある箇所がとても多くてかなり気を遣う。あれがなかったら海沿いで景色が良くて適度にアップダウンのある快走路なんだけど元有料道路だし仕方なしという感じ。

真鶴駅前で左折し、本コースのメインイベントである真鶴半島へ。今回唯一初めて走る部分でもある。
確か真鶴岬は丘の上にあった気がするとか考えていると道はどんどん高度を下げていって港まで下りてきてしまった。もしかしてそんなに高いところまで登らないのかなと思う間もなく目の前に九十九折が出現。0.9 km / 7.8% 最大11%くらいで単体だと大したことない上りなんだけど心の準備ができていなかった。
真鶴半島は路面はそこそこ綺麗で、シーズンや時間帯にも因りそうだけど車が少なくて良い道だったような気がする。そこそこ標高差があるので真鶴周回は結構いい練習になりそう。

 

■ 通過チェック ~ PC2 ミニストップ 葉山御用邸前店 (151.4 km)

 

真鶴岬からの景色は素晴らしいものがあった。この日の空は分厚い雲に覆われていて、晴れてたらもっと良い景色なんだろうなと思いながら復路に入ると顔に何かの粒が当たって痛い。歩行者は傘を差しているのを見て雪だと悟った。寒いよ。

幸い路面がぬれることもなく雪の区間はすぐに抜け、R135~小田原~R1~R134とひたすら海岸線をなぞって東進。日曜のお昼時ということもあってランドヌールではない自転車も多く、R134では知らない人と無駄に引き合いをしてしまう。「自分はもう100km以上走ってるしそんな力残ってないんだ…」と脳内で負け惜しみを垂れ流しながら数人の背中を見送った。速い人は長距離走っても速いのだが。

 

■ PC2 ~ Goal 川崎市総合自治会館 (200.7 km)
葉山から田浦に抜け、富岡でR16に入り東神奈川からはR1で帰っていく定番コース。この辺は(というか真鶴からずっとだけど)去年の400kmブルベの終盤とほぼ同じルートで、雨上がりの真夜中で死にそうだったつらい記憶がよみがえる。当時は磯子~横浜の信号地獄が本当につらかったけど、明るい + 脚が残っている状態だと特にそんなことはなかった。
つらかったのは八景島付近で、顔に何かが当たるのでまた雪かなと思っていたが霰だった。霰がヘルメットにバチバチ当たる音が怖い。

その後は特に何もなく、予定通り明るいうちに川崎市総合自治会館に到着。ゴール受付と同じフロアで地元の中学生が音楽コンクール的なヤツの練習をしていて、次々とやってくる反射ベストのお友達を奇異の目で見ていたのが印象的だった。

 

■ まとめ
最初と最後の 30km ずつ以外はほぼ一人旅だったのでブルベ感が希薄で、とにかく踏みまくってたので追込みトレーニングみたいになってしまったけど、これだけの強度で平坦 200km 走れるのがわかったのは収穫。自分でもこんなに速く完走できるとは思わなかった。幸先がいい気がする。
今年はSRとれるように頑張りましょう。

・寒い日に自転車に乗ると風邪をひく
・カルピスは寒い日でも凍りにくいらしい(スタッフさん談)
・先頭集団にいるとPCのトイレが混まない
・R東京のスタッフさんお世話になりました。

 

走行距離:204.3 km
走行時間:7h 56m 06s
平均移動速度:25.7 km/h
獲得標高:1181 m

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BRM1028東京600 ぐるっと安曇野

randonneurs.tokyo

 

台風の日は自転車に乗らずおうちにいましょう。

■ ~ Start とどろきアリーナ
10月は週末雨ばかりだったので自転車に乗るのは4週間ぶり。この週も雨というか台風が接近している。1か月も乗っていないと身体が重く、いつもなら疲れていても軽快に進める中原街道のアップダウンに脚を削られている感覚がある。

とどろきアリーナに到着すると30人程のお友達の姿を確認。エントリーはおよそ100人なので3分の2が DNS したみたい。ここにいる残りの3分の1は台風が迫る中 600km 走り出そうとしている頭のおかしい人たちである。

ブリーフィングにて
スタッフさん「ちなみに今日SRかかってる人~?」
「はーい」(10人くらい)
スタッフさん「……頑張ってください」

「この天気なのにマジかよ」というスタッフさんの何とも言えない顔と参加者の軽いザワつきが印象的だった。なお自分も挙手した側である。SRがかかってなかったら今頃はベッドでぬくぬくしてるはずなんだけどな。

■ ~ PC1 セブンイレブン青梅畑中3丁目店 (51.3km)
府中街道だったり百草園を抜けたり多摩川沿いに西進するいつものコース。改めて地図を見ると、目立った遠回りナシに多摩川を1回も渡らず綺麗に右岸を遡上してて完成されたコース感がある。
拝島橋の手前を折れたところにある野球場周辺では、前週の台風による水没痕が至る所に残っており水害の威力を感じた。あんまり雨が降らないといいなあと思いつつPCに到着。

■ ~ PC2 ファミリーマート児玉店 (118.5km)
青梅から飯能に抜け、飯能からは関東平野西端を北上していくどの団体主催のブルベでも良く使われる道。といいつつも青梅飯能間は初めて走るコースで、交通量と信号が少なくて走りやすいなという印象。

越生からは笛吹峠を抜けていくパターン。標高80mだし正直何が峠なのかという感じの短さで、史跡なので峠って名前付けておくか~感があった。連光寺坂のほうがつらい。

PCに到着すると、序盤から近いペースで前後していた方が自分の自転車を見て「来年CANYON届くんですよ~」と話しかけてきた。Ultimate SLX を注文したとのことで、自分の場合は注文から4日で届いてしまったことや、「Ultimateのここがエロい」などと話に花が咲いた。

ここがエロいとのこと。わかる。

越生あたりで若干天気が怪しかったものの、このあたりでは特に雨の気配はなし。このまま無事に軽井沢まで行ければ今日はなんとかなりますかね~などとワイワイ会話していたが、ただのフラグだった。

■ ~ PC3 ファミリーマートヤオトク軽井沢店 (182.3km)
イメージだと群馬県入ったらすぐ富岡でちょっと進んだら横川について碓氷峠が始まる、と思ってたけど実際は横川まで50kmもある。ふしぎ。

神流川沿いから富岡まで抜ける道に予想外のアップダウンがかなりあって脚を削られる。PC出発直後に「牽きますよ!」と元気よく先頭交代してくださった方はとっくの昔に見えなくなっている。
R254に入った頃に降ってきた雨は上州富岡駅付近で本降りになり「ここでDNFするのもアレだし軽井沢まで行ってから考えるか」とかなり弱気になっていた。

まだ序盤なのにコース外れて写真撮りに行ってるあたり心が折れていることが伺える…

どんどん強くなる雨と横川に向けて地味に上がっていく斜度。おぎのやで休憩しているお友達を数名見かけたものの、今屋内退避したらそこでやめてしまいそうと思い碓氷峠に突入。

天気が天気なので休日なのに交通量が少なく、峠道らしい静かな雰囲気を味わうことができたがとにかく雨が強い。しかもウェアの選択(ミズノ ブレスサーモ + SHIMANO サーマルウインタージャージ)をミスったのか、レインウェアを着て登坂すると汗が止まらずウェア内が汗で水没するのではと思うレベルで暑い。

「寒いよりはマシだし寒くないなら軽井沢からのダウンヒルも行けるのでは?」と謎のポジティブシンキングを発揮するも碓氷峠から軽井沢駅までのダウンヒル(標高差20m)で一瞬で身体が冷えてしまった。ついでに気持ちも冷えた。

 ■ ~ 軽井沢駅【DNF】
ぷるぷる震えながらみんなはどんな様子かな~と確認すると、やはり何名かはここでDNFするとのこと。気温は6度で傘がないとずぶ濡れになる程度の雨量、ここから50km先のPCまでは下り基調で身体が温まることもなさそう…とか迷っている内に更に身体が冷えてしまってDNFを決意。夜でも下りは好きだけど雨の下りはマジで怖い。
先へ進むお友達の様子を眺めていると、顔以外はレインウェアで完全防備で今から除染作業にでも行くのかというくらいの格好をしている方がたくさんいた。

駅に向かわずに軽井沢座商店街に向かいミカドコーヒーのソフトクリームを食べた。おいしいのは間違いないんだけどクソ寒くて震えてるのにソフトクリームを食べてるのは今考えると理解ができない。

リザルトを確認すると完走者は8人。ただでさえ過酷な天気でDNF続出だった上に、2日目18時頃に連続雨量超過で道志みちが通行止めになったとのことで本当にサバイバルなブルベになってしまった。
年間出走本数は少ないけど一応SRを目指して頑張っていたので、天気がひどかったとは言え逃したのはかなり悔しい。また来年リトライするブルベが増えてしまった。

■ まとめ
軽井沢は寒い
・寒い時期の雨対策が本気で分からない
・寒くて雨が降ってても生足で走ってる人はいる
・R東京のスタッフさんお世話になりました

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第7回GSRカップ

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ロングライダーが耐久レースに出ると死ぬ(個人差があります)

 

9/9 に実施された第7回GSRカップに参加しました。オタクなので。

エントリーしたのは2時間耐久ペア男子。クローズドの環境というかサーキットで走るの初めて(そもそもブルベ以外の自転車イベントに参加したことがない)なので最初は一番ゆるそうな種目にしようということで2時間を選択(全くゆるくなかった)。

 

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会場の袖ヶ浦フォレストレースウェイはこんな感じ。
ホームストレート(微妙に上り)→1コーナー→上り→2コーナー→長い下り→3・4コーナーの複合ヘアピン→上り→緩く下りながら5・6・7・8の高速コーナー→かなりRのキツいヘアピンの9コーナー→上りながら最終コーナーに入り1周という感じの約2.4km。
サーキットってアップダウンはない訳じゃないけど基本的に平坦でしょ、と思っていたらアップダウンしかなかった…。

 

■ 試走
アクアラインで渋滞にハマったりしたので着いたのは9時前。ピットエリア確保とか受付とか初めての作業に戸惑っているといつの間にか11時20分の試走開始時間を過ぎていた。この時点で空気圧の確認もしていなければドリンクも作っていない状態だったのであわてて準備したけど2週しかできなかった…

3か所ある上りがそこそこの斜度があって、特に2コーナーを頂点とした長い下りで加速してからの3・4コーナーの複合ヘアピンは気を付けないとコース外に吹っ飛びそう。でもそのヘアピンが終わるとまた上りが始まるので、いかにして下りの速度を殺さずに曲がり切って上りに入るかがカギかなという印象。
なんとなくR20の相模湖~上野原のようなカーブとアップダウンの連続だったのでどちらかというと好みのレイアウトではある。好みというだけで別に速度が上がったりするわけではない。

 

■ 1~3周目
1周目はパレードラン的なヤツなので先導車の後ろをゆっくり20km/hくらいで進むのかなあなんて想像してたら第1コーナーを曲がると既に先頭集団は100m以上先にいた。スタートで少し後ろの方に並んでしまったので先頭まで距離があったとは言え流石にこの開き方はヤバい。
いずれ着いていけなくなるにしても、いきなりタレて後方をウロウロは避けたいのでゆっくりそうに見えて余裕で30km/h以上出てる先頭集団を全力で追いかける。キツいヘアピンの9コーナーで速度が落ちるため必然的に追いついて「集団にいると空気抵抗なくてめっちゃ楽だなあ」とロードレースっぽさを実感したのも束の間、ホームストレートに向けて鬼のように加速していく集団。
いやこんなん無理でしょと思いながら必死に付いていくも、3・4コーナーからの登り返しで心肺が終了してさようなら。チームメイトと3周くらいで交代する取り決めをしていたけど、集団から切れた瞬間気持ちも切れて2周でピットレーンに入りたくなった。ソロになると 30km/h も出ない。

 

■ 7~9週目
ログを見る限り一番死んでた3周。脚が合う人が見つからずにソロで走っていると 30km/h 程度で走るのが精一杯で、途中で追いついてきた先頭集団をあっさり見送る程度には余裕がなかった。

 

■ 13~15週目
1周ほどソロで走っていると再び先頭集団が横を通過。今度はついて行ってみようと思い最後尾にジョイント、スリップに入るも速度域が高すぎて千切れそうになる。
このあたりから気付いたのが、上りはそんなに頑張らなくてもついていけるけど下りはみんな回し続けるのでかなり脚を使うということ。特に5~8コーナーの微妙な下りでガンガン速度が上がっていくのでここでタレると復帰は厳しい感じ。
空気抵抗を減らすため前走者の後ろギリギリに入りトニー・マルティンのように身体を倒すことを意識してようやく集団とペースが合う。彼のようにTTが速くなればいいがマルティンと同じなのは自転車のメーカーくらいである。

 

■ 19~21週目
30km/h 程度で走りながら先頭集団トレインに追いつかれるのを待機、抜かれ次第最後尾に入る完全なるコバンザメ走法を確立。もうかなり脚に来ていて、ギリギリ付いていけるものの時折ふくらはぎがもう無理っすというアラートを出すようになる(拳で殴って一時的にごまかす)
今思えばこんな状態で先頭交代回ってきたらどうなってたんだろうという感じだが、3周で交代なので先頭になる前に避難することができる。

 

■ 24~28週目
終了15分前からはピットレーンが封鎖されるので交代ができなくなるヤツ。食べ放題とかのラストオーダーっぽい。
最後だから頑張らないとって気持ちはあったけど身体が付いてこなくて、脚攣りと闘いながら騙し騙し走る。
3時間耐久のスタートに備えてなのかラスト2周くらいはモトが先頭で速度抑制していて、恐らくアレがなかったら集団から切り離されてた。

 

■ リザルト

 ソロで走ってる最中は常にブチ抜かれていた気がしていたので思ったよりも上位で終われてそこそこの満足感。27周走ってるのでグロスで 32.4km/h はあるんだけども優勝チームと5周差で単純に距離差が 2.4km×5 で 12km。2時間でこの差なので時速に直すと 6km/h も遅い。表彰台入りはまた来世。
終わってから気付いたけど、先頭集団を形成してた人たちはゼッケンの色的にほとんど5時間の部だったみたいで、単独走じゃないとは言え 40km/h 巡航を5時間続けるのはもうオタクどころか人間じゃないのでは…と思った。

 

■ オタク
GSRカップはオタクが集まるのでDJブースがあって、表彰式等がない時間帯は大体DJがオタクソングを流しているんだけど、荷物運びやらドリンクを買いに行く時などブース前を通るたびにブチ上がり系の曲が流れていて大変危険だった。走ったあとの疲労困憊の状態でも上がる曲は上がってしまうのでオタクは単純な生き物である。
少し距離はあるけど耐久レースの交代エリアまで音楽が聞こえてくるので自転車を放り出してオタクダッシュしたくなることもあり、SEVENTH HEAVENblack bulletRising Hope あたりが流れた時はコースではなくブースに走り出したい気持ちでいっぱいだった。
あるタイミングで隣で待機していた方(速そう)は、Shooting Star→Second Flight→sign がメドレーでかかった際に我慢できなくなりオタクダッシュをキメていて、また一人リアニの魔の手にかかってしまった…と思いながら自分は交代エリアに向かった。

 

■ まとめ
サーキットや集団内での走り方もなんとなくわかっていい経験になったし、当たり前だけどブルベとか普段のロングライドとは走り方を変えないと生き残れないということが分かった。(速い人はどちらも速い)
ただ単に各々オタクな格好をしてレースを楽しむだけでなく、先述のDJブースだったりプールだったり実況にサッシャさんがいたり片山右京さんや景山ヒロノブさんや東城咲耶子さんなどが参加されてて、レース以外の場所でも楽しめた大変良いイベントだったので次回もぜひ出場したい。

 

チーム名:ゆいゆいハンドスピナー
記録:27周(1:56:41.35)
個人走行距離:40.69 km
平均時速:35.7 km/h