養分

愛は~っ!鳴りやまない歌ぁっ…!愛は~っ!導きの扉っ!

第7回GSRカップ

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ロングライダーが耐久レースに出ると死ぬ(個人差があります)

 

9/9 に実施された第7回GSRカップに参加しました。オタクなので。

エントリーしたのは2時間耐久ペア男子。クローズドの環境というかサーキットで走るの初めて(そもそもブルベ以外の自転車イベントに参加したことがない)なので最初は一番ゆるそうな種目にしようということで2時間を選択(全くゆるくなかった)。

 

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会場の袖ヶ浦フォレストレースウェイはこんな感じ。
ホームストレート(微妙に上り)→1コーナー→上り→2コーナー→長い下り→3・4コーナーの複合ヘアピン→上り→緩く下りながら5・6・7・8の高速コーナー→かなりRのキツいヘアピンの9コーナー→上りながら最終コーナーに入り1周という感じの約2.4km。
サーキットってアップダウンはない訳じゃないけど基本的に平坦でしょ、と思っていたらアップダウンしかなかった…。

 

■ 試走
アクアラインで渋滞にハマったりしたので着いたのは9時前。ピットエリア確保とか受付とか初めての作業に戸惑っているといつの間にか11時20分の試走開始時間を過ぎていた。この時点で空気圧の確認もしていなければドリンクも作っていない状態だったのであわてて準備したけど2週しかできなかった…

3か所ある上りがそこそこの斜度があって、特に2コーナーを頂点とした長い下りで加速してからの3・4コーナーの複合ヘアピンは気を付けないとコース外に吹っ飛びそう。でもそのヘアピンが終わるとまた上りが始まるので、いかにして下りの速度を殺さずに曲がり切って上りに入るかがカギかなという印象。
なんとなくR20の相模湖~上野原のようなカーブとアップダウンの連続だったのでどちらかというと好みのレイアウトではある。好みというだけで別に速度が上がったりするわけではない。

 

■ 1~3周目
1周目はパレードラン的なヤツなので先導車の後ろをゆっくり20km/hくらいで進むのかなあなんて想像してたら第1コーナーを曲がると既に先頭集団は100m以上先にいた。スタートで少し後ろの方に並んでしまったので先頭まで距離があったとは言え流石にこの開き方はヤバい。
いずれ着いていけなくなるにしても、いきなりタレて後方をウロウロは避けたいのでゆっくりそうに見えて余裕で30km/h以上出てる先頭集団を全力で追いかける。キツいヘアピンの9コーナーで速度が落ちるため必然的に追いついて「集団にいると空気抵抗なくてめっちゃ楽だなあ」とロードレースっぽさを実感したのも束の間、ホームストレートに向けて鬼のように加速していく集団。
いやこんなん無理でしょと思いながら必死に付いていくも、3・4コーナーからの登り返しで心肺が終了してさようなら。チームメイトと3周くらいで交代する取り決めをしていたけど、集団から切れた瞬間気持ちも切れて2周でピットレーンに入りたくなった。ソロになると 30km/h も出ない。

 

■ 7~9週目
ログを見る限り一番死んでた3周。脚が合う人が見つからずにソロで走っていると 30km/h 程度で走るのが精一杯で、途中で追いついてきた先頭集団をあっさり見送る程度には余裕がなかった。

 

■ 13~15週目
1周ほどソロで走っていると再び先頭集団が横を通過。今度はついて行ってみようと思い最後尾にジョイント、スリップに入るも速度域が高すぎて千切れそうになる。
このあたりから気付いたのが、上りはそんなに頑張らなくてもついていけるけど下りはみんな回し続けるのでかなり脚を使うということ。特に5~8コーナーの微妙な下りでガンガン速度が上がっていくのでここでタレると復帰は厳しい感じ。
空気抵抗を減らすため前走者の後ろギリギリに入りトニー・マルティンのように身体を倒すことを意識してようやく集団とペースが合う。彼のようにTTが速くなればいいがマルティンと同じなのは自転車のメーカーくらいである。

 

■ 19~21週目
30km/h 程度で走りながら先頭集団トレインに追いつかれるのを待機、抜かれ次第最後尾に入る完全なるコバンザメ走法を確立。もうかなり脚に来ていて、ギリギリ付いていけるものの時折ふくらはぎがもう無理っすというアラートを出すようになる(拳で殴って一時的にごまかす)
今思えばこんな状態で先頭交代回ってきたらどうなってたんだろうという感じだが、3周で交代なので先頭になる前に避難することができる。

 

■ 24~28週目
終了15分前からはピットレーンが封鎖されるので交代ができなくなるヤツ。食べ放題とかのラストオーダーっぽい。
最後だから頑張らないとって気持ちはあったけど身体が付いてこなくて、脚攣りと闘いながら騙し騙し走る。
3時間耐久のスタートに備えてなのかラスト2周くらいはモトが先頭で速度抑制していて、恐らくアレがなかったら集団から切り離されてた。

 

■ リザルト

 ソロで走ってる最中は常にブチ抜かれていた気がしていたので思ったよりも上位で終われてそこそこの満足感。27周走ってるのでグロスで 32.4km/h はあるんだけども優勝チームと5周差で単純に距離差が 2.4km×5 で 12km。2時間でこの差なので時速に直すと 6km/h も遅い。表彰台入りはまた来世。
終わってから気付いたけど、先頭集団を形成してた人たちはゼッケンの色的にほとんど5時間の部だったみたいで、単独走じゃないとは言え 40km/h 巡航を5時間続けるのはもうオタクどころか人間じゃないのでは…と思った。

 

■ オタク
GSRカップはオタクが集まるのでDJブースがあって、表彰式等がない時間帯は大体DJがオタクソングを流しているんだけど、荷物運びやらドリンクを買いに行く時などブース前を通るたびにブチ上がり系の曲が流れていて大変危険だった。走ったあとの疲労困憊の状態でも上がる曲は上がってしまうのでオタクは単純な生き物である。
少し距離はあるけど耐久レースの交代エリアまで音楽が聞こえてくるので自転車を放り出してオタクダッシュしたくなることもあり、SEVENTH HEAVENblack bulletRising Hope あたりが流れた時はコースではなくブースに走り出したい気持ちでいっぱいだった。
あるタイミングで隣で待機していた方(速そう)は、Shooting Star→Second Flight→sign がメドレーでかかった際に我慢できなくなりオタクダッシュをキメていて、また一人リアニの魔の手にかかってしまった…と思いながら自分は交代エリアに向かった。

 

■ まとめ
サーキットや集団内での走り方もなんとなくわかっていい経験になったし、当たり前だけどブルベとか普段のロングライドとは走り方を変えないと生き残れないということが分かった。(速い人はどちらも速い)
ただ単に各々オタクな格好をしてレースを楽しむだけでなく、先述のDJブースだったりプールだったり実況にサッシャさんがいたり片山右京さんや景山ヒロノブさんや東城咲耶子さんなどが参加されてて、レース以外の場所でも楽しめた大変良いイベントだったので次回もぜひ出場したい。

 

チーム名:ゆいゆいハンドスピナー
記録:27周(1:56:41.35)
個人走行距離:40.69 km
平均時速:35.7 km/h

 

BRM722横浜あおばスーパー400 麦草

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スーパーヒドイ

■ ~ Start 大丸公園
新車(CANYON Ultimate CF SL 9.0)での初ブルベかつ初山岳コース。Ultimate が軽さを重視したフレームとは言え、いきなり峠に投入するのもアレなので前週に軽く碓氷峠で登りの感触を確かめに…行こうと思ったら暑すぎて熊谷の先でダウン。
ぶっつけ本番で山に投入することになった上に、ブルベ前日にサドルを変えたので大分アバウトなポジションになってしまった。バカなので。

そんな不安な気持ちでり大丸公園に到着するとたくさんのお友達の姿が。後でスタッフさんに聞いたところ、80人出走とのこと。トンデモランドヌールばかりだ…

ブリーフィングにて「復路は下り基調です」のスタッフさんの発言に一同苦笑い。「往路は獲得標高4000m、復路は2500mなので…」と補足があって、まあ折り返し地点の標高が1500mくらいだから理論的には合ってるなあと思いつつ自転車乗りの「下り基調」発言は信用してはいけないなあと再認識。

 

■ Start ~ PC1 セブンイレブン小鹿野バイパス店 (89.5km)
砂川、箱根ヶ崎を経由するいつものコースを淡々と進み、飯能河原から名栗を抜けて山伏峠を越えていく。
初体験の山伏峠(4.2km / 6.6%)は距離、勾配がちょうど良く、峠らしい雰囲気(展望はよくない)かつ飯能側は路面も綺麗で人気が出るのも納得。アプローチの名栗川沿いも信号が少なくて気持ちよく走れた。でも自宅から行こうとするとちょっと遠い。

 峠にたどり着くとこんな掲示が。あと341km!とか言われても距離感がわからない。励まそうとしているのか心を折りに来ているのか…

山伏峠を下りながら「このコースはまだ峠を7つ残している…その意味が……」といった天の声が脳内でハウリングし始め、そこそこ踏んでしまったことを後悔。
暑さに堪えかね秩父で休憩したりめんまを発見しながらPCに到着。

今回はコンビニで売ってる冷凍ペットボトルドリンクを背中に突っ込むヤツを試してみた。クーリッシュより冷却持続時間が長いのでこっちの方がいいかもしれない。難点はデカすぎて入れ方を考慮しないと首が起こせない、ペットボトルなので走りながら飲むのが大変、飲み終わってからの処理が少しめんどくさい、といったところ。

ちなみにこのコースは山伏峠を下って正丸トンネル入り口でR299と合流、折り返して戻ってくるまでの実に270kmの区間がR299なのでとてもわかりやすい。この先のコースも登りと下りしかなくてわかりやすい……

 

■ PC1 ~ PC1.5 道の駅上野 (121.8km)
小鹿野の街を抜けていくと、気が付けば周囲からは建物がなくなり、志賀坂トンネルへのアプローチ(5.8km / 5.7%)に差し掛かっていた。
こちらも序盤は1~2%の軽い登り、本格的な峠区間に入ってからはヘアピンで高度を稼ぎながら登るタイプで、交通量が少なく路面も綺麗だったので山伏峠と似たような雰囲気を感じた。

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やっぱり貼ってあった。奥ではスタッフさんによる給水ポイントが。有りがたい。

ぼく「結構キツかったんですけど、これでウォーミングアップっておかしくないですか!?」
スタッフさん「でも身体あったまったでしょ?」
ぼく「や、あったまるとかじゃなくて暑いです…」
十国峠や麦草峠と比較したら本当にウォーミングアップだった

志賀坂峠を下ると、群馬県に入り神流町から上野村へ。The 田舎みたいな雰囲気の中を順調に進んでいると、個人的休憩ポイントに設定していた道の駅に到着。PC1の2km先にあるコンビニ(復路の通過チェックにもなっている)からPC2までの70kmの間にコンビニが全くなく、反射ベストのお友達も多数休憩していた。というか少なくとも自分が休憩している間にここをスルーしていった人はいなかったような気がするので、実質通過チェックみたいになっていたのかもしれない。

 

■ PC1.5 ~ PC2 セブンイレブン佐久穂店 (162.3km)
ここからは1級山岳十国峠(15.2km / 4.9%)。国道なのに落石だったりで通行止めになることが良くある魔境。ブルベ前日まで落石通行止めだったらしい。
そんなところ通りたくないよと思いつつ、逃げるわけにもいかないので前進。砂は浮いてて当たり前、こぶし大の落石多数、全線ほぼ1車線で車のすれ違いが可能な箇所は稀、ついでに携帯電話は圏外で助けも呼べないので、アクシデントがあったら本当にヤバい。

整備されていないだけあって木々の生い茂り方も半端なく、木陰の中を走ることができたので暑さにやられることはなかった。が、やっぱりこれだけの斜度が15kmも続く上に木々の切れ目からも木しか見えず本当につらい。BTスピーカーから流れるオタクソングで気を紛らわすくらいしかできない。

高度計の表示が1300mを越え、だんだん空が開けてきた頃にようやく十国峠に到着。ここにも例のものは貼ってあったようだけど気付かずにそのまま気持ちよく下って行ってしまった。
その下りで蓋なし側溝に突っ込んでしまい落車。真っ先に確認したのは買ったばかりの自転車。バーテープ、後輪のクイックリリースとホイールが軽く傷付いたくらいで良かったが、ダンシングができなくなる程度に左手を痛めてしまう。
こんなんで残り250km、しかも麦草峠なんて登れるのか…とテンションがどんどん下がりながらPCに到着。10分程度遅れて入ってきたお友達は峠からの下りで大雨に遭遇したとのことで、全身ずぶ濡れになっていた。

 

■ PC2 ~ 折り返し通過チェック (200.7km)
超級山岳麦草峠(25.1km / 5.3% / 標高差1330m)
5%台という斜度だけ見るとそうでもなさそうな感じがあるが 25km も登りが続くのは拷問で 1300m も登るのは頭がおかしいのではと思ってしまう。

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麦草峠はこんな感じで標高100mごとに看板が立っていて、ここにもスタッフさんお手製の掲示が貼ってあった。序盤はこれに励まされ次の100mも頑張るぞ的な気持ちになり、休憩がてら全部撮影しようかと思っていたが標高1300mほどまで登ったあたりで降り始めた雨は間もなくどしゃ降りに。川のようになった道路を遡上し「俺たちゃシャケだ…」と死んだ魚の目になりながら、3時間かけてなんとかピークに到着。脚も痛いけどやっぱり手が痛い。
ちなみに登り始め 10km 程のところで先頭らしき方とスライド。あの、60km も差が付いてるんですが…

 大雨とか落車の影響であまり達成感がなかった。というかまだ半分も走ってないから達成感が湧かないのが普通なのかもしれない。

ピークから10km下って折り返し。気温を確認すると20度を切っていた。自分はレインウェアを着ていたので少し寒い程度で済んだが、寒さに耐えきれずに折り返しポイントでそのまま茅野方面にエスケープした方もそれなりにいたらしい。

■ 折り返し ~ PC2.5 セブンイレブン佐久穂店 (238.9km)
折り返し通過チェック。ブリーフィングでは写真撮影との説明だったが、またしてもスタッフさんが待ち構えていた。スタッフさんが要所要所にいらっしゃるというだけでなんか安心感がある。
が、やはり鬼畜コース。麦草峠から10km、標高差500m下ってきたのをすぐに登り返さないといけない。

既に雨は上がっていたが体温が上がらず、レインウェアを着たまま登坂したがそれでも寒い。気温は20度を超えることはなく、再度麦草峠にたどり着いたころには辺りは薄暗くなっており、ウェットコンディションでの25kmダウンヒルが始まった。道は綺麗でカーブも緩いので難易度はそうでもないが、さすがにこの距離は長い。

完全に身体が冷えた頃にようやく下り坂が終わり、PC2に設定されていたコンビニに再度到着するとそこにはたくさんのお友達。またしばらくコンビニないので考えることは同じか。標高が下がり気温は28度まで上がったものの、みんな寒い思いをしてきたようで各々温かいものを食していた。自分もカップラーメンで暖を取ってからリスタート。

 

■ PC2.5 ~ 通過チェック ローソン小鹿野飯田店 (310.3km)
復路で一番つらかった十国峠。峠区間に入るまでは広い2車線道路を1%程度の斜度で高度を稼いでいくので快適といえば快適なのだが、雨上がりということで道路に大量の小さいカエルが出現していて踏まないように進むのが大変だった。というか何匹かはおそらく…ごめんねカエルさん。
区間に入ると時折10%ほどまで上がる斜度、道路に散乱した枝や石、なにか良くないものが出るのではというくらいの暗闇で音楽を流していても心細い。

なんとかピークにたどり着くと、今度は恐怖の下り。往路で登っている最中ですら「夜にここ下るのやだなあ」なんて思うくらいで、実際に下りが始まると思った以上の斜度に荒れた路面、ウェットコンディションで効きづらいブレーキで本当に怖かった。峠の反対側だけど往路では落車もしてるし…
下りだけど精神的に落ち着かないので何度か休憩し、ようやく上野村中心部の街灯が見えてきた時はかなり安心感が生まれた。人はいなくても人工的な明かりがあるだけで気分は全く異なる。

志賀坂峠は復路ではそんなに標高差がないので、ゆるゆる登ってまたダウンヒル。往路の場面で書いたけど秩父側は道も綺麗で街灯もあるので十国峠とは一転してこちらは楽しい下りだった。

 

■ 通過チェック ~ Goal 大丸公園 (402.2km)
ここまで来たらあとは秩父まで下り基調で進み、山伏峠を登れば終わり。まだ90kmあるけど。
眠気が限界を迎えてきたので道の駅で仮眠をとり、最後の峠を登る。山伏峠本体よりも秩父から正丸トンネルまでの登りの方が気持ち的にはつらかったかもしれない。夜中に走り屋が爆走している横を通るのは怖い。。

そんなこんなで東京都に入り大丸公園に到着。ゴールしてから気付いたけど自転車がこの世のものとは思えないくらい汚れていた。十国峠許さない。

ブルベ完走直後は達成感よりも、もうしばらく自転車には乗りたくない、早く帰宅して寝たいという欲求の方が強く、こうして当日の様子を振り返っている時にふつふつと達成感が湧いてきて、楽しかった思い出へと美化されていく感じがする。
来年も開催されたら走りたいか、と言われると現時点では首をかしげてしまうが、こんなエグいブルベも中々ないと思うので都合が合えば参加してそう。マゾかな(マゾだよ)

■ まとめ
・山伏峠、志賀坂峠はウォーミングアップ
・フロントインナー36Tは神
・カエルを踏んだ後のダウンチューブ裏は凄惨
・VCR横浜あおばのスタッフ様巡回含めてお世話になりました

走行距離:402.6 km
走行時間:20h 32m 26s
平均移動速度:19.5 km/h
獲得標高:6256m

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CANYON Ultimate SL CF 9.0

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 買っちゃった

■ 購入手続き
当然だけどCANYON公式で注文。海外通販を利用する方はご存じのとおり、住所の記入方式が日本とは違う。
決済方法は国際送金もしくはカード利用。カード利用の場合は注文確定時に「コードが確認できたけどカード請求入るのは発送直前だよ」ってメールが届いた。
自転車の値段に送料+梱包+日本国内消費税が入るので3万から4万円くらいは余計にかかる。まあそれでも安い。

■ 配送
注文したのは6月下旬で「7月第2週頃に発送するね、発送から届くまでに2週間くらいかかることもあるよ」とのこと。
海外通販だし7月中に届けばいいな、くらいの気持ちで首を長くする準備をしようとしていたところ、注文から2日後に発送のメールが。

発送時期は目安っぽくて大体後ろにずれる、みたいな話を聞いていたので早すぎることに逆の不安を覚えつつメールに記載のトラッキングIDを1時間おきに確認するお仕事が始まる。
ラッキングIDはUPSのものが記載されており、ちゃんとUPSの追跡ページで確認ができた。UPSではない配送業者のIDが記載されてたりして、適当な仕事にブチ切れてる日本の皆様の反応を確認していたが今回はちゃんとお仕事はしている様子。まあ当たりを引いただけかもしれない。UPSって言われると無停止電源装置の方を連想してしまう。

幾度となく追跡ページを確認する長き日々が始まる…と思っていたらものの3時間でフランクフルトからケルンに到着した。ケルンはUPSハブ空港らしく、たぶんここで様々な処理が行われてしばらく止まるんだろうなあ早く着くといいなあと気を揉んでいると数時間後にはケルンを出発。その日のうちに深セン(中国)に到着し、翌日の朝にはもう成田にいた。マジで早い。
うわあもう日本まで来ちゃったよまあでも日本の税関厳しそうだししばらくストップするんだろうなあ等とウキウキする心を抑えきれずにいると、お昼前には「何時に持っていったらいい?」との電話があり、14時には配送が完了していた…。早すぎんか。
ちなみに、UPSは土日に配送をやらないとのこと。その代わり土日配達希望の場合はヤマト運輸に配送を移譲するとのことで一生受け取れずにドイツに送り返されることはなさそう。受取時に日本の消費税(もとの価格*0.6*消費税率)を支払った。

というわけで注文から4日、発送からはわずか2日で到着してしまった。国内通販かな?

■ 開梱

 でかE

縦横畳1枚幅30cmくらいの巨大ダンボールが届いた。サドル・シートポストと前輪、ハンドルは外れている状態で、後輪はとディレイラ―は装着状態。
各部品は傷がつかないようにウレタン?が挿入された状態で挟まれており、なおかつベルクロでしっかりと固定されていて、傷は全くなし。
上記のパーツ組み付けて終わりと思いきや、ステムの向きが微妙にずれてたりブレーキ解放してもシューがリムに接触したりした。「届いて10分で乗車」はやっぱりムリで、出会って3秒で挿入できるのはシートポストくらい。
ちなみにブレーキは日本仕様に組みなおされてて「右前ブレーキだから気を付けてね」って日本語の注意書きも貼ってあった。

という感じで調整を済ませたら快適な新車生活を楽しみましょう。防犯登録をするのを忘れずに。

■ まとめ
・割とすぐ届く(運が良かっただけな気がする)
・梱包もしっかりしてて安心(運が良かっただけな気がする)
・コブレンツは日本国内

なおこの記事を書いている最中に新型アルテグラ8000系の発表→6800系アルテグラ値段爆下げ→CANYONのアルテグラ装備の完成車も爆安、の流れが発生して鬱になった。ありがとうございました。

BRM610横浜あおば600 冷川峠

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この中に1人、シャーマンがいる!(1人どころではない)

 

■ Start 大丸公園 ~ PC1 セブンイレブン寄居赤浜店 (70.1km)
ブルベでよく使われるコースで序盤は市街地なので信号ひっかかりまくりだけど箱根ヶ崎あたりからは快走路でよく考えられたコースだねという以上の説明ができない。
ずっと追い風でかなり楽ができた区間。ちなみに 600km 走るということを忘れ調子に乗ってかなり踏んでしまったのでロングライド序盤でも知能は低いということが判明する。

PCでは27度ながらも日差しがガンガン照り付けてて体感30度以上はあったような気がする。まだ10時過ぎと早い時間帯にもかかわらず、アイスを食べたり水をかぶったりしているお友達を多数確認。クーリッシュを首の後ろに突っ込み溶けて来たら食べるヤツを試してみたところかなり快適だったので今後も活用したい。

■ ~ PC2 セブンイレブン中之条バイパス店 (145.2km)
引き続き追い風、というか更に風が強くなっていて 35km/h 切ったらもったいないよ的な心理になってしまいそこそこ踏む。その割に同時にPCを出発したお友達はおおよそ 40km/h でかっ飛んでいってしまったので小前田駅付近から早くもソロライドと化す。
この小前田駅の少し先でバックポケットから自然と何かが抜けて落ちていく感覚があって、ああキューシートか止まるのめんどくさいしまあいいや的な感じで進んでいたけど後のことを考えると何も良くなかった。前日に友人に借りた Edge1000J がなかったら終了してた。まああっても終了したんですけど…

藤岡市街地を抜け高崎駅前に差し掛かる頃には気温は30度超に。ボトルの水を被ってもぬるくて気休め程度にしかならない。
三国街道を北上していると、気が付けば追い風が止み微妙な向かい風に変わっていた。加えて1~2%程度の微妙な登りが地味に体力を削っていき、渋川からR145に入る頃にはちょっとしたハンガーノック太郎と化す。序盤とはいえ70kmおきのPC以外で休憩しないのはちょっと無茶だったみたい。こういう時に限ってコンビニも自販機も見つからなくて結局PC2手前10kmという中途半端なところで休憩。ファミリーマート小野上おおるり店は道の駅かスーパーか何かの大型店舗の居抜きっぽくて異様に広い店舗だった。

しばらく進んでPCに着くとお友達が大量にいて安心。ブルベあるある。でも到着が遅かったのか買いたかった食料が軒並み売り切れてた。ブルベあるある…
この時点で貯金は3時間弱。予定よりも30分先行してて、このペースなら石和温泉でしっかりと寝れそう。

と思ってた…

■ ~ 佐久平駅 (222.0km)【DNF】
さっきまで暑かったのにやたら涼しいなと思い気温を確認すると20度まで下がっていた。高崎までの暑さはどこに行ってしまったんだという気持ちとこのまま標高が上がったら凍えてしまうのではという不安に苛まれながら出発。なおこの日の防寒着類は薄手のウィンドブレーカー、レインウェア、普通のハーフパンツのみ。着用ウェア類は完全な真夏装備。なので耐えられるのはおそらく10度くらいまで(フラグ)。

中之条からも続く登り基調のアップダウン。原町から大津までは何度か走ったことがあって、景色と長閑な雰囲気はいいけどそこそこの坂が断続的に出現して脚にくる。

羽根尾で吾妻線とお別れしてからは文字通り本コースの山場であるところの北軽井沢への厳しい登り(20.0km / 3.7%)
最初の数kmは峠だねという感じのワインディング。勾配が上がり自分のスピードが落ちたところで後続3人が飛び出しアシストの気分を味わう(ついて行こうとしたら脚攣った)。
牧場、コテージ、林、しか出現せずまさに別荘地という感じで落ち着いた雰囲気ではあるものの自転車で登坂するには飽きる景色で、その上に時折10%まであがる斜度に苦しんでいると長野県側からこちらへ向かってくる車が濡れていることに気付く。天気予報では曇りのはずだが…と現実から目を背けようとしているとピークに近づくにつれ降り始め強くなる雨、濡れが激しくなる路面にどんどんテンションが下がっていく。
鬼押出しハイウェーとの合流部付近でピークを迎えると、下りは完全に水が浮いてる状態になり、身体に打ち付ける雨も痛いくらいの激しさに。ランドヌール雨雲を呼び過ぎ問題(*1)。
天気に関係なくPC2~PC3が100kmあるので軽井沢あたりで休憩しようかな、とは考えていたけどいくらレインウェアを着ていてもこの天候では進むのが躊躇われる。星野温泉のカフェでプリンを食べていても雨が上がる気配がないので思い切って温泉に入ることにした。

星野温泉は日帰り施設にしては高いけどその分綺麗で個人的には好き。この近辺の風呂なしペンションに泊まると大体ここに行けと案内される。
知らないおじいちゃんに「この雨のなか大変でしょ。どこまで行くの」尋ねられ、説明が難しいなと思いつつ伊豆まで行きますと返答したけど伊豆どころか長野県から脱出すらできなかったよおじいちゃん…

1時間半ほど経つと雨は弱くなりこれなら走れるかなという感じになったのでリスタート。気温は10度で、これ以上下がるようならDNFも考慮するけど軽井沢の標高が高いだけでしょ、と気にせず先を目指そうとすると、反射ベストのお友達が目の前を通過。信号で追いつきそうだしちょっと安心…してたら彼は中軽井沢交差点でR18に入らず直進して中軽井沢駅に行ってしまった。DNF現場を目撃してしまい持ち直しかけたやる気が再びしぼんでいく。

気を取り直して西へ向かおうとすると、視界がもやのようなもので覆われていることに気付く。アイウェアやライトを拭いても視界は曇ったままで、自分の吐息だったり体温で蒸気がでているわけでもない。
首をかしげながら追分交差点でR18から外れ、街灯のない区間に突入すると目の前が真っ白に。どう見ても霧です本当にありがとうございました。
視界が5mくらいしか効かない、しかも長い下り坂という割とどうしようもない状況になってしまったけど進むしかない。暗闇を照らすと真っ白という一見どこかにいざなわれそうな幻想的な雰囲気だけど、ハンドリングを誤ると本当に別の世界に連れて行かれるので神経を研ぎ澄ましながら下る。

佐久まで下ってくるといつの間にか霧は晴れていたが路面はフルウェット。気温は8度。下り坂で身体を動かしていなかったのもあって本当に寒い。パールイズミコールドブラックタイツも性能を発揮していて尚更寒い。そしてこの先の野辺山に向けて標高が上がる(さらに気温が下がる)ことを考慮し進むべきか悩んでいると「佐久平駅はこっちだよ~」という悪魔の誘い(ただの標識)が目に入りおしまい。
スタッフさんにDNFの連絡を入れているとAR中部600 甲州上州征伐のお友達数名とスライド。頑張っている彼らを見ていると自分ももう少し頑張れたんじゃないかなと思った。

■ まとめ
雨降らないって言ってた天気予報が悪い、と思ったけどおそらく少しくらい天気が悪くても出走してた。ということは雨に備えた装備を怠った自分が原因だしよくよく考えれば 600km も走るのにランドヌールが雨を呼ばないわけがない。
リザルトを確認すると48人出走でDNFは15人なので、特にDNF率が高いわけでもなさそう。メカトラでもないし身体の調子も悪くはなかったので改めて自転車はメンタルのスポーツなのを実感。強くなりたい。

3分の1しか走ってないけど、このコースは正当な山岳コースで山場は前半の300kmに集約されてると思うのでアオバヒドクナイであり来年も開催されるのであればしっかりと準備して再チャレンジしたい。
VCR横浜あおばのスタッフさんお世話になりました。

走行距離:222.03 km
走行時間:9h 51m 23s
平均移動速度:22.5 km/h
獲得標高:2330 m

(*1) 調査の結果今までの雨ブルベ率が 50% なのでシャーマンは己自身なのではという説もある。

 

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BRM422東京400 富士山スカイライン

2017 BRM422東京400 富士山スカイライン | ランドヌ東京 Randonnêurs Tokyo

なぜ初めての400kmブルベをこんな山岳コースにしてしまったのか。

 ■ 自宅 ~ Start
1時間前に出発した同日開催の東京600関東一周の参加者とすれ違いながら中原街道を南下する。600km走ろうという大量の変態を眺めつつテンションが上がる。まあ400kmも一般の方からみたら相当おかしい。

 ■ Start とどろきアリーナ前 ~ PC1 セブンイレブンあきる野戸倉店 (48.6km)
上述の600kmにエントリしている方が多いからなのかこちらは30名程度でのスタート。
序盤は府中街道から百草園駅前を抜けて八王子検車場から河川敷の細い道に入っていくブルベでよく使う道、なんだけど今回の向きで走るの初めてで微妙にミスコースしてしまった。毎度思うけどスタッフさんはよくこんな道見つけてくるね。
武蔵五日市駅前からは都民の森を攻めに来た方々にブチ抜かれたりしつつPC到着。ここまで(この区間だけ)は平和。

 ■ ~ PC2 セブンイレブン都留井倉店 (107.2km)
まずは第一関門甲武トンネルへ。上川乗までが記憶してたより長くて精神的には甲武トンネルよりこっちの方が疲れたかもしれない。上川乗の分岐からは初めて走る道だったけど3km程度と短くてそこそこの斜度はあったけどなんとかクリア。前方を走っていた方々は自分より速い速度で談笑しながら走っていて格の違いを感じた。
甲武トンネルから上野原まで一気に下った後の秋山村へ登り返しが結構つらくて、秋山街道に入ってからも後遺症からかスピードが上がらず這うように進行。王の入りまんじゅうは気が付いてたら通り過ぎてて泣いた。

 雛鶴神社の雰囲気は割と好き。ここから新雛鶴トンネルへのラストスパートという感じになるポイント。
トンネルから先は珍しく向かい風が吹いてなくて快適な下りだった。

■ ~ 通過チェック ローソン御殿場中畑店 (154.1km)
都留バイパスを抜けR139を登った先は2週連続の鐘山通りからの山中湖。先週は死にかけてたのを思い出し今日はまだ昼間だから楽だろうとか思ってたら向かい風でやっぱりダメだった。山中湖湖畔の平坦区間に入っても風は収まらず、籠坂峠を越えてからの下りでも向かい風は変わらないどころか標高が低くなるにつれ路面がウェットというか水が浮き始める。気温も急激に下がり始めついに雨が降ってくるという状況で通過チェックに到着。
これから富士山スカイラインを登るのは本当に無理なんじゃないかと思い本気でDNFを考える。

 ■ ~ 通過チェック サークルK由比町屋原店 (211.9km)
やめるならここしかない、と思いつつカップうどんと温かい紅茶で体を温めて富士山へ向かってスタート。しばらくは非常に見通しのいい直線で、数分前に出発したであろうお友達がはるか前方に見え早くも気持ちが折れそうになる。
その後もまとまった雨が降ってきたり、マシンガンや砲弾の音が聞こえてきたり(富士山スカイライン陸上自衛隊富士演習所の真ん中を突っ切る)「只今の気温 6度」と表示された電光掲示板の攻撃を受けつつも無事に五合目分岐に到着。

17.5km / 平均斜度5.3% と傾斜的にはそうでもない感じはあるものの、とにかく長くて道の両側は林で景色は全く変わらない(晴れてると富士山が見えるのかもしれない)のでどちらかというとメンタル面をいじめてくる坂という印象。
分岐からは豪快なダウンヒルと思いきや霧が出ていて10m程度しか視界が効かない状態に。ガードレールがない区間が多く、コースアウトすると崖下に向かってマグナムトルネードを強制されるか林に突っ込み木立と仲良くなりリアル人柱になるかの二択で、白線を確認しながら慎重に下る。
富士宮市街地に差し掛かかると霧も晴れ、あとはちょっとした丘を越えたら駿河湾に出て通過チェックのサークルK、のはずが前方には山しか見えない。
豪快にミスコースしたかと思いキューシートとGPSを念入りに確認するも特にルートからは外れていない様子、というか御殿場の通過チェックから由比まで曲がる箇所はR1に入る交差点の1か所しかないので間違えようがない。
絶望しながら7~8%の坂をヨレヨレで登る。最近は「それなりにキツイ斜度でも距離が短ければなんとかなる」という気持ちで登坂することが多かったけど脚が残っていない場合はどうしようもない。
ピークを越えてからはそれなりの下り坂にもかかわらず速度が低下する程度の風が吹き付け死に体で通過チェックに到着。参加者に謎の一体感が生まれてくる頃で、休憩していたお友達に温かく迎え入れられ少し気持ちが軽くなるも、まだ半分しか走っていない事実に気付いてしまう。

 ■ ~ PC3 ミニストップ熱海梅園店 (272.2km)
ほぼ同時に出発した方と2人パックで進行。「久しぶりの平坦ですね~」などと談笑しながら風にも恵まれ東海道を東へ駆け抜けていく。景色も信号も変わらない千本松原を抜け、三島からは最後の峠熱海峠(10.1km / 5.0%)に挑む。
「峠まだですかね~」
「あそこ平坦じゃないですか!?(暗闇で平行感覚が失われている)」
「やったー!」
「あれ…まだ登ってませんかこれ……」
「そうですね…」
なんてやりとりを数回繰り返しながらようやく峠にたどり着くも山の向こうは雨。10%を越える坂を下りながらこの先の天気について思いを巡らせながらPCに到着。
PCではイートインで7、8人くらいで仲良く夜ご飯。30人しか出走してないかつ270km走ってきたのに同じタイミングでこんなにお友達がたくさんいるのは面白い。でもすごく安心する。

 ■ ~ PC4 ファミリーマート湘南国際村店 (350.1km)
熱海から先は走り慣れた道で時間もかなり余裕があり完走の二文字が見えてきた(フラグ)
PC付近で降っていたのは通り雨だったようで伊豆山に入るころには雨も上がるも、根府川に差し掛かるあたりで海からの暴風が吹きつけるようになる。
まあ雨が降るよりはマシかなと思ったのも束の間、小田原あたりから再度降り始めた雨は大磯でR134に入る頃に本降りに。天気予報を信じて雨具を持ってきておらず(そもそもレインウェアと呼べるものを購入していない)撥水加工のウィンドブレーカーもあっけなく水没し全身ずぶ濡れになる。
普段なら快走路のR134も雨と冷えで全く踏めず、茅ヶ崎で命の危機を感じ近場のコインランドリーに駆け込む。
暖房の効いた無人の店内で人間の尊厳を失わない程度にウェアを脱ぎ捨てドラムに放り込み、暖房の効いた店内で生きていることを実感。
雨雲レーダー通り雨は1時間ほどで上がり、乾いた温かいウェアを着込んで再スタート…なんだけどまだ寒い。それもそのはず、後日調べたところこの日の夜中から朝にかけての気温は10度前後。濡れてなくても寒い。

参加者のブログなどを確認したところどうもこの区間で心が折れかかったりあえなく折れてしまった方が多数いらっしゃったみたい。やっぱり自転車はメンタルのスポーツ…

 ■ ~ Goal セブンイレブン川崎二子店 (403.6km)
見知った土地+雨が上がった+夜が明けたことで緊張の糸的なものが切れてしまい10kmごとに歩道に上がり立ち止まって寝る、みたいなことを繰り返しつつゴール。最後の府中街道の6kmは永遠に思える程度には長く感じた。

 ■ まとめ
・ブルベの 400km は 200 や 300 とは完全に別物。天候も含めてあらゆる事態に備えた装備をしないと死が見える。
・24時間営業のコインランドリーは神
・ブルベに出るならちゃんとしたレインウェアを買いましょう
・R東京のスタッフさんありがとうございました。

 

走行距離:406.88km
走行時間:19h 30m 36s
平均移動速度:20.9km/h
獲得標高:5012m

BRM415横浜あおば300 長坂

http://www.vcraoba.yokohama/2017/2017brm415.html

やっぱりあおばはヒドかった。

■ Start 大丸公園 ~ PC1 セブンイレブン上野原四方津店 (50.4km)
高尾でR20に出るまでは信号でトレインが切れたりソロになったりまた別のグループとくっついたりよくあるブルベ序盤の光景。
R20は交通量多くてアップダウンも豊富で不評っぽいけどなんとなく脳内でコースプロフィール生成できるくらいには好きな道なのでスイスイ進んでたらPCに着いてしまった。
この時点で1時間半近く貯金ができてて案外余裕で帰ってこれるのでは的な気持ちが生まれる(フラグ)

■ ~ PC2 ファミリーマート石和町松本店 (101.9km)
大月までアップダウンを繰り返しその後は笹子トンネルまで15kmくらいダラダラと登るだけ…と思ってたら全然出力が上がらない。2%程度の坂でもインナーじゃないと脚が回らなくなるくらいの強風で体力もやる気もどんどん失われて早くもこんなところで何やってるんだろう感が出てしまう。
しかし喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプのオタクなので笹子トンネルに突入し甲府側に出る頃にはつらみも消し飛び、初めて走る柏尾からの旧甲州街道もいい雰囲気の道で楽しい。逆向きだと上りで死にそうだけど。

 PC2のすぐそばにあるお店でお昼。馬刺し丼はとてもおいしかったんだけど隣のテーブルで地元の老人集団が騒いでてつらかった。
50分近くお店にいたのに貯金は減るどころか微増しててやっぱり余裕で帰ってこれるのではという気持ちが再燃する(フラグ)

■ ~ PC3 ローソン山梨長坂町店 (135.9km)
甲府あたりでスタッフさんが撮影してた。こんなところまでわざわざお疲れさまです。

甲府市街を渋滞にハマりながら抜け韮崎の駅前を過ぎると七里岩ラインに突入。笹子と似たような感じでゆるゆる登って長坂で折り返し…のはずが斜度はそうでもないのに笹子と同じく強烈な向かい風で全然前に進まない。短いながらも10%クラスの壁が何度か出現して完全に心を折られ目安にしていた「日付が変わる前にゴール」するのを早々にあきらめる。
PCで出会ったお友達も各々つらそうな表情で「風ヤバい」「まだ130kmなのに200kmブルベ走った気分」「アオバヒドイ」などと会話に花が咲いた。ブリーフィングで「長坂あたりの桜や桃がきれいだから堪能していってね」的な案内があったけど堪能したのは坂と風だったよ…(新府城址とか綺麗なポイントは何か所か見かけたけど写真を撮る余裕はなかった)

■ ~ PC4 ローソン浅原橋東店 (171.8km)
下り基調+追い風+交通量少な目+信号少な目でかなり楽な区間だったんだけど既に脚が終了して踏めないので回復に努める。キューシート的にはずっと直進なんだけど途中から生活道路みたいなところに突っ込んで不安になった(道は合ってた)くらいしか書くことがないくらい平和な区間だった。

■ ~ 自主休憩 セブンイレブン山中湖平野店 (228.6km)
本コース最大の難所鳥坂峠(8.6km 平均勾配7.6%)
事前チェックでは数字しか見てなくて、これ登るのは絶対辛いけど死ぬほど厳しいわけでもないし少し短いヤビツくらいの感じだったらなんとかなるのではと思ってた(フラグ)

高家南交差点を右折し登り始めると、最初はゆるい感じでまあなんとか脚は回る、と思ってたら徐々に勾配がきつくなり自分を抜き去っていった方がはるか前方に見えるほどの直登。直登が終わってヘアピンカーブを2回ほど曲がると眼下には甲府盆地を望める反面行先には登坂車線が登場し15%程度の坂。ここまではずっと「巌道峠よりマシ…巌道峠よりは…」と脳内で念仏を唱えながら登ってたけど巌道峠よりキツいことに気づいてしまった上に休憩中のお友達を発見してしまい自分も休憩。
「180km走ってから登る坂じゃないですよね…」「落石通行止めのせいでこんな目に…(*1)」「これ登っても若彦トンネルと山伏峠がある…」「アオバ…アオバ…」などと会話に花が咲く。なお脚はすでに枯れている。

車が来ないのをいいことに登りながらウィンドブレーカーを着る練習をしたりしながらなんとか鳥坂トンネルまで進み若彦トンネルも勢いで踏破し河口湖畔へ。

今年何度かこの辺来てるけど初めてまともに富士山見れた。暗くなっても近くにいると存在感がある。

河口湖からは新倉河口湖トンネル経由で富士吉田市街地を突っ切る。鐘山通りに入りR138に出るあたりで完全に日が落ちてナイトランモードに入るも景色は見えないし道は単調な登りで速度はでないしでどんどんテンションが下がるというか気持ちが切れてしまった。
山中湖ママの森あたりで乗るのを諦め「こんなんじゃ山伏峠も登れないし寒くてつらいしDNFしようにも避難場所がないしもうダメだ…」とか考えながら押し歩きしてしまう程に死んでたけどBTスピーカーから音楽流して気分を紛らわしてたら普通に乗れるようになったので自転車はメンタルのスポーツですね。

■ ~ PC5 サークルKサンクス津久井青野原店 (265.8km)
気持ちも体温も復活して山伏峠もゆるゆる登ってあとは下るだけ。夜の道志みち下るのは嫌だなあとか考えてたけどそれなりに街灯があって特に恐怖は感じず車もほとんど通らないので楽しい楽しいダウンヒルだった。

■ ~ Goal 大丸公園 (303.2km)
ラストはあおばのブルベ定番のコース。PC出てからゴールまで前後全くお友達を確認できずブルベ感が希薄になったけど、夜遅いとアリオ橋本とか尾根幹の渋滞がなくてとても走りやすかった。
しかもどこで計算を間違えていたのか余裕の日付変更前ゴール。寄り道したのにこれはちょっとうれしい。

スタッフさん「今日はどうでした?この間のスーパー200より楽だったでしょ?」
ぼく「鳥坂峠がなければそう思ってたかもしれないですけど、180km走った後にあの峠はおかしいですよ」
スタッフさん「通行止めだから仕方ないよ~」
ぼく「そうですね…」

■まとめ
・ブルベタイトルに「スーパー」と入ってなくてもスーパーな時がある
・珍しく防寒対策が完璧だった。気温も含め天気予報は念入りにチェックしましょう。
・風に強くなりたい。
・VCR横浜あおばのスタッフ様お世話になりました。

走行距離:304.86km
走行時間:13h 44m 33s
平均移動速度:22.2km/h
獲得標高:3949m

(*1) 例年のルートが落石通行止めで今年は鳥坂峠を通るルートになった

BRM319横浜あおばスーパー200 鶴鶴鶴

www.vcraoba.yokohama

 

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スーパーな坂しかない。

 

■ Start 沢谷戸自然公園 ~ 通過チェック 巌道峠 (49.3 km)
最初にして本ブルベ最強の峠である巌道峠(2.1km 平均勾配15%)
巌道峠までは体力温存しておきたいなあという気持ちはあれど、実際は道志みちまでのアプローチや道志みち本体(両国橋からの登り返しとか)でジワジワ脚を削られる。

写真もないしGoogleストリートビューもない(そもそもGoogleMap上では道が存在していない)ので様子を伝えられないのが残念だけど、道志みちから逸れて50mくらい進んだら急に壁が出現して1ケイデンスごとに気合を入れないと脚が回転しなくて落石はすごいし洗い越しはあるし道は狭くてガードレールがなくて落ちたら死ぬようなところが巌道峠。

たった2kmに30分近くもかけて登ったら峠への入り口間違えた方が何人かいて「写真チェックの場所どこですか?下!?ウワァー!」ってなりながら下ってた。がんばって。

自分は自分で下りで稼がないとという気持ちがはやり過ぎて石に乗り上げスネークバイトというお手本のようなパンクをする。
このチューブ交換でバーチャル貯金が一切なくなりこの後常にタイムアウトに怯えて走ることに…

 

■ ~ PC1 セブンイレブン都留井倉店 (76.7 km)
巌道峠を終えてあとは下り…といかないのがあおばのブルベ。少し下って新金波美トンネルまで登り返す。

そのあとは秋山村中心部まで出て下り…ではなく新雛鶴トンネルまでまた登る。
最初の20km過ぎてから上りと下りしかなくて厳しい。ついでにクローズ時間も迫ってて厳しい。(貯金約20分)

 

■ ~ 通過チェック 談合坂SA下り (98.0 km)
PC1からはしばらく下り基調で鳥沢でR20逸れてからはちょっと上るくらいだったよな…って思ってたら全然ちょっとではなくかなり登ることに…(2km 平均勾配8%)。
とっくの昔に脚は使い果たしてるので絞りカスみたいな速度で登坂して息も絶え絶えで談合坂SAに到着。
自転車でサービスエリアに突入するワクワク感的なものはあったものの、それ以上に疲れてて頭が回らずSA内の売店を求めて彷徨う。露店ありスタバありドッグランありでちょっとした田舎のイオンみたいになっててみんな楽しそうな中、グロッキーな顔をして補給を求める反射ベストのお友達御一行はちょっと面白い光景だった。
貯金は相変わらず20分しかないけどこの先50kmコンビニがないので自分も補給。まだ100kmしか走ってないのにこの疲労具合+この先のコースのことを考えると本当にタイムアウトしてしまうのではないかと不安になる。

 

■ ~ PC2 セブンイレブン奥多摩古里店 (153.0 km)
ラスボス鶴峠。小菅村から上ったことはあるけど反対側から上るのは初めて。
ルートラボで見た感じだと1つ目のピークまでは楽…だと思ってたらピーク直前2km付近から10%程度の直登が始まって死ぬ。
1つ目のピーク下って鶴峠本体まではそんなになかったはず…と思ってたらそこそこ長くて死ぬ。
自分を抜いて行った参加者が気が付いたら真上にある道にいるのを見た時は心が折れそうになったけどサイコンの距離を見ながら無心でなんとか鶴峠をクリア。やっぱり頂上で貯金20分くらいだった。

 

■ ~ Goal 三輪コミュニティセンター (205.8 km)
PC2の時点で貯金1時間あることを確認しようやくタイムアウトの影から逃れることができて安堵。したのにアホだから下りは踏んでしまうんだけど継続して踏む力が終了してて10秒踏む→休むの繰り返ししかできない。
それでもそれなりの速度で進むので下り基調信号少な目というのはストレスがなくていいですね。

なんて考えてるうちに多摩モノレールが出現して百草園を抜け尾根幹を横切り渋滞にハマりつつゴール。


スタッフさん「明日(道志みち200)もエントリーされてる方結構いますよ」
ぼく「えっすごいですね」
スタッフさん「でも明日は楽なコースですよ」
ぼく「や、河口湖まで行って帰ってくるだけとはいえ獲得標高3000mありますよね」
スタッフさん「HAHAHA」
みたいな会話が行われてやっぱりあおばは何かおかしい。

 

■まとめ
・インナーローが 39*28 で山岳を戦うと脚が取れそうになるのでせめてフロント36Tを入れましょう。
・最初に激しすぎる峠を通ると10%くらいまでの斜度なら「楽な方」と精神が錯覚する。
・あおばスーパーシリーズ完走できたという自信がついた。
・300、400、600のスーパーシリーズ完走の自信がなくなった。
・VCR横浜あおばのスタッフさんありがとうございました。

走行距離:207.22km
走行時間:9h 46m 15s
平均移動速度:21.2km/h
獲得標高:3499m